『負債論』:2周目:メモ
☆デヴィッド・グレーバー著『負債論』/2024年3月21日/2周目/
素晴らしい内容と、悪夢のような翻訳。こんなに下手くそな日本語訳にお目にかかったのは、大昔に読んだドーキンスの『利己的な遺伝子』と『延長された表現型』以来…という話は1周目のときにも記した。あまりにも酷い箇所は、原書を引っ張り出してきて、自分で訳した文を(原文と一緒に)欄外に書き込んだので、3周目は、もっと「快適」に読めるだろう。
ところで、おもしろいのは、グレーバー本の日本語版は、後の刊行になるほど、翻訳がコナレていっていること。『ブルシット・ジョブ』や『万物の黎明』は、明らかに、そして圧倒的に『負債論』より読みやすい日本語になっている。きっと、最初のが出た時に、周りから相当「言われた」んだろうねえ。
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