月経カップを使ってみた。【使用編】

こんにちは、あんなです。
先日、月経カップを手に入れた私。→月経カップを使ってみた。【開封編】
今回は【使用編】です。

挿入:

月経カップを取りに行ったその夜、タイミングを見計ったかのように生理開始。
ついに私の月経カップデビューの日がやってきました！

月経カップ使用の第一の壁は挿入です。
先日あげた通り、私の不安の一つでもありました。

まずは手を綺麗に洗い、月経カップを熱湯で煮沸。

濡れたままの状態の方が挿入しやすいと説明書にあったので、ふかずにそのままチャレンジします。

月経カップを折りたたんで、小さくしてから挿入します。
折りたたみ方はたくさんあるようですが、私は以下のような畳み方をしました。

半分におるのではなく、織り込んだ方を根元まで下ろしてきて、なるべく挿入先を小さくします。これでも結構大きくて、痛みが無いか心配。

まず最初のトライ。
方法は色々あるようですが、私はトイレに座って挑戦しました。
カップをたたんだ状態でしっかりとホールドして挿入。意外とスッと入りました。一発で成功か！？と思いきや、手を離すタイミングが早過ぎてカップが完全に中に入る前に膨らんでしまいました。痛い！

慌ててひっぱり出すと、直径4cmに膨らんだままのカップをそのまま引っ張ってしまったので激痛。失敗。

少し落ち着いてから、もう一度お湯でサッとカップを濡らして二度目のトライ。
前回の失敗から学び、しっかりと中まで入るまで手を離さずに挿入したら、今回は成功！
カップの挿入に成功すると膣内が真空状態になります。実際、入れた際にシュポっと空気が入らなくなる感覚がありました。

トータル5分くらいで装着完了。

始めは中に何かが入っている違和感がしっかりありました。それに加え、最初の失敗からの痛みがなかなか引かず、今のカップの状態から痛みが来ているのかどうかがわからないまま数分経過。すると痛みは引いていき、だんだんと違和感もなくなっていきました。カップが膣の中に適応していく感じ。

そして残ったのは、尻尾の部分の違和感。

股の間に異物があるのがわかる。座ると尻尾の先が席に当たります。

一度取り外し、自分に合った場所で尻尾を切ります。
私の場合、尻尾の殆どを切りました。そして月経カップの尻尾が無くなり、とうとうなんの違和感も感じなくなりました。正しく使えていれば、今膣内がカップで真空状態になっており、経血の漏れは無いはず。

とりあえず第一関門は突破。

挿入の仕方については以下のビデオがわかりやすかったです。
→【ビデオ】月経カップの挿入の仕方（英語）

取り出し:

月経カップの次の難題は、「取り出し」。
中には自分で出せずに産婦人科に行かなければいけない人もいるようです。

翌朝、私も取り出しに試みましたが、実際少し手子摺りました。
①1日経って、カップが結構奥の方に入ってしまっているので、お腹に力を入れて自力で押し出すことに加え、指をしっかり中まで入れないと届かない。
②真空状態になっているので、タンポンのように引っ張るでなく、カップをつまみ空気を入れないと取り出せない。

この２点から、取り出すのにも5分弱かかりました。
特に、カップをつまみ真空状態でなくしないと取り外せません。
しかし、これは逆を言えば漏れる心配は殆どない、ということになります。

取り外した際、真空状態が開放され、シューっと空気が入っていく感覚がありました。こんなの初めて…。
摘んで空気を入れることさえできれば、あとは腹筋に力を入れて指で少し引っ張れば取り外しには問題ありませんでした。慣れればもっと早くできそう。

そして出てきたカップの中には経血が。
こうして液体の状態で溜まった経血を見るのは初めて。ちょっと楽しい。笑

なんとか挿入・取り出しに成功しました！

運動：

さて、この月経カップ、運動しても大丈夫と説明書に書いてあります。
ということで、月経カップを装着したまま大学のジムに行ってみました。
１時間のボクササイズのクラスを選択🥊

運動中、違和感は全くありません。本当に何もつけてない感じ。
運動後も漏れなどはなく、タンポンよりも違和感・漏れの心配がないかも。
動いたらズレちゃうんじゃないか、違和感を感じるんじゃないか、と心配もありましたが、実際クラスが始まると、カップが入ってることを忘れるくらい、本当に何も感じませんでした。

お掃除：

装着前の心配事の一つが衛生問題でした。
「装着する度に毎回洗うのめんどくさくないか？」と思っていましたが、実際には朝晩1日2回しか替えないので問題ありませんでした。シリコンでできているので、さっと水で流すだけで経血や汚れはすぐに落ちます。

私の友人（カップ歴数ヶ月）、シャワーの中で取り外し、シャワーのお湯でカップを洗い、そのまま入れちゃうそうで、とても楽だと言っていました。

使用時には毎回煮沸しないといけないのかと思っていましたが、実際には生理終了後と、生理初日の使用前で良いそうで、それまではお湯で洗ったり、石鹸で洗ったりすれば充分なんだそうです。

私の寮のバスルームはユニットバスなので、トイレの真横に洗面台があり、掃除はとても楽でした。日本の一般的なトイレのように、トイレの外に洗面台がある設計だと、確かに少し面倒かもしれません。

再度挿入する前は、お湯で洗うことをおすすめします。
カップが暖かい方が挿入時に違和感がありません。

感想：

結論から申し上げますと、私的にはアリです。
これから毎月月経カップにするかどうかは自分の体と要相談ですが、特に経血が多い時などは、多分ナプキンやタンポンよりも快適に過ごせると思います。
海外に引っ越してきたばかりで、生理痛などが不規則な状態なので、確信を持って言うことはできませんが、生理痛も軽減された気がします。（今月は痛みよりも食欲マックスの月でした。笑）

利点：
①タンポンと違って、全ての水分を吸収しないので（膣内には必要な水分もある）、取り外す時など、独特な乾きを感じることがなく、健康にも良さそう。
②本当に違和感がない。最初に挿入した時は、慣れるまでの数分は確かにカップが入ってる感じがしましたが、慣れてしまえばびっくりするほど何も感じない。
③運動時の漏れの心配が殆ど無い。
④長時間装着できるので、外出時にいじらなくても良い。（朝晩の2回しか替えなくて良い。）
⑤1日2回しか替えなくても良いので、心配していた衛生面も問題なかった。
⑥タンポンは、尿などでタンポンの紐が濡れた時の気持ち悪さがあるけれど、月経カップではその心配がなし。
⑦生理痛が軽減された（気がする）。
⑧やはり環境保護の観点から、カップのエコさは捨てがたい。

難点：
①取り外す時にしっかり指を入れなければいけないので、ここは個人的には慣れておらずあまり好きではない。
②取り外す時に真空状態が開放されないと少しパニックになる。（練習すれば大丈夫そう。）
③お泊まり等の際には、持っていくのはちょっと不便そう。（他人の家、一緒に泊まっているホテルの部屋でカップを洗うのはちょっと躊躇する。）
④慣れるまでは大変。練習が必要なので、始めは時間がかかる。特に平日の朝は問題かも。

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このnoteをきっかけに、カップへの疑問・不安が少しでも解消できたら嬉しいです。
もちろん、一人一人女性の体は違います。
私は装着後、違和感を感じずに過ごすことができましたが、中にはそうでない方もいらっしゃると思います。もし少しでも自分に合わないな、と思ったらすぐに普段の生理用品に変えてくださいね。

私の場合、普段からタンポンを使用していたので、膣内に挿入するタイプの生理用品に対する拒否感がありませんでした。普段はナプキンで、タンポンの使用経験が無い方にはもしかしたら難しいかもしれません。

なんにせよ、選択肢が増えることは良いことだと思います。
中には生理の悩みが一つ減る方もいるかもしれません。

アドバイス：

・月経カップがしっかりと中まで入るまで手を離さないようにしましょう。
・最初は水だけではなくローションを使った方が痛み・違和感なく挿入できると思います。
・生理が始まる前に一度挿入の練習をすることをおすすめします。その際に、自分に合った長さまで尻尾を予め切っておきましょう。
・月経カップを使い始めたばかりの頃は、念の為パンティーライナーを使用した方が安心だと思います。
・洗面台とトイレが一緒になっている方が使用は楽だと思います。取り外したらすぐ洗え、また挿入できるので。

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※今回の記事は、より多くの方に読んで頂きたいと思い無料で公開させて頂きます。もしこのnoteが為になったなと感じてくださったら、サポートして頂けると大変助かります。UKでの勉強費として使わせて頂きます。🙇‍♀️