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断酒を続けるために毎日必ずやっていること

私にとっての断酒を続けるためのコツは、依存症であることを忘れないこと。

飲まないで生きていく。
その意識を高く保つために、毎日必ずやっていることがある。

一つは朝5分の読書。
回復の道を歩んだ先人たちの言葉が一日1ページ、一年で365ページにまとめられている本を2冊、毎日必ず読んでいる。

本の内容が伝えたいことはシンプルで、正直であれ。誠実であれ。利己を捨て利他に生きよ。その三つのことを、聖書などから引用した様々な文章や言葉で綴っている。

朝の5分、白湯をいただきながら静かな気持ちで読んで心を整える。
向きと高さを整えた心で、一日をスタートする。

一日のどこかで心が、感情が乱れるようなことがあったら、「平安の祈り」でまた心を整える。平安の祈りは、世界中の依存症自助グループがミーティングの終わりに皆で声を合わせるフレーズ、決まり文句で、祈りの形をとっているけれど伝えたいことは、ただこれだけ。

変えられることは変える努力を。
変えられないことは受け入れる努力を。

尊敬する経営者たちも同じようなことを本やインタビューの中で語っている。変えられることに全力を注ぐ。
過去と他人は変えられないし、天気も変えられない。一日が24時間であることも変えられない。変えられないことに囚われていないか、心を乱されていないか、確認して整える。

明日は往復5時間を運転しなければならない。さらに、今の社会情勢のおかげでいただけている大きな仕事を、1週間で形にしなければならない。そういうプレッシャーを、以前はアルコールで乗り越えようとしたけれど、今は心を整えて向き合う。

そのための、朝5分。そのための、祈り。
その少しの時間が、飲まない生き方と幸運を運んでくれている。


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