見出し画像

#18 食事を楽しむ

久し振りの投稿です。
しばらく忙しい日々が続き、「何かを書く」余裕がありませんでしたが、ようやく一段落。
また少しずつ、書いていきたいと思います。

さて、今回のテーマは「食事を楽しむ」です。

訳あって11年勤めていた会社を退職したのは、今年の四月。二十四節季でいうところの穀雨の頃。
仕事を辞めてから今日まで、諸々の事情で忙しい日々を送ってまいりました。
とはいえ、仕事をしていた時のような、カツカツとした余裕のない忙しさではなく、忙しさの中にも充実感とやりがいを感じる毎日でした。
そんな日々を送る中で気付いたこと。
それこそが、

「食事を楽しむ」

ことです。
食べることはもちろん、作ることも案外楽しいものだと感じることが増えました。
体型を気にしてプロテイン飲料で一食分を済ませていたあの頃が嘘のようです。
そうして改めて思ったのです。

今までの私には、食事を楽しむ余裕すらなかったのか。

と。
思い返せば、頭の中はいつも仕事の事で一杯で、他の事を考える余裕は欠片もありませんでした。
体力的にもキツイ仕事で、体のあちこちが悲鳴を上げており、少ない休日はカイロプラクティックに通うか、寝て過ごすという、何とも味気ない日々を送っておりました。
ところで、みなさまは「引き寄せの法則」なるものご存知でしょうか。
ワタクシは大好物で、それに関する本を、まあまあの冊数読んでまいりました。
それらによりますと、「幸せを感じると幸せな現実が引き寄せられ、不幸だと感じればそれに見合った現実が引き寄せられる」と言う(スミマセン…大分大雑把かつ乱暴にまとめてしまいましたが、ワタクシはざっくりこうだと解釈いたしました。)のです。

なるほど

単純なワタクシはそれを八割がた信じ込み、「当たり前のことにこそ感謝する」「小さな幸せに気付く」など、それらを実践しようと躍起になっておりました。
そうして嫌なことが起こるたび、「私の不幸マインドが嫌な現実を引き寄せたんだ!」「もっと私に合った引き寄せがあるかもしれない!」と数々の本に手を出しては読み漁り、酷い時には、すでに持っている本なのに再び購入し、まるで読んだことのない本のように(完全にアホ)読んだこともありました。

結論。

限界まで追い詰められた状況では、引き寄せなどできない。

職を離れた今感じることは、「小さな幸せ」を感じるためには、その小さな幸せが入り込める「心のスペース」が必要だったのではないか、ということです。
心のグラスは一つです。
そのグラスが「不幸」な気持ちで常に満たされ、かつ溢れている状況では、小さな幸せなんてあっという間に押し出されてしまいます。
まずは心にスペースを開けること。
なんて、簡単に言いましたが、

実際にそのスペースを開けることがなんと困難なことか!

事実、困難の渦中にいる最中は、本当に何をやっても上手くいかず、ストレスで自分と言う存在自体がギスギスしておりました。
見た目もかなりギスギスしていたようで、離職した後、姉に言われた台詞が、これ。

「お前、本当にストレス抱えてたんだな。肌艶が良くなってるぞ。働いていた時のお前は、見た目も本当にギスギスしてたからな…」


私の場合、諸事情により半強制的に職場を離れることになり、結果としてそれが「大吉」だったという話で、あのまま仕事から離れられずにいたら、今も辛いままだったと確信しております。
話を戻しますと、そうやって幸運にもストレスの根源から離れることができたおかげで、心に余裕ができ、食事の楽しさや有難さを感じることができるようになり、結果として、

ああ、なるほど。小さな幸せを感じたり、当たり前のことに感謝するって、こういうことだったんだ…。

と、気付くことができたというご報告でした。
なんか途中から引き寄せの話しになっていましたね…。
まあ、そんなこんなで、今は好きな物を好きなように食べて、そこそこ幸せな日々を送っていますよ…っていう私事極まりないお話でございました。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?