続・AIに選んでもらえばいいじゃないか編②
直前に待ち合わせを指定のカフェからまさかのジャンカラに変更された筆者。
嫌な予感しかしないけれど、見るからに幸薄そうなJさんとの会話をがんばって続ける。
筆者「お仕事は何をされてるんですか?」
Jさん「・・・今、きゅうしょく中です。」
あっ、休職中なんや。
もしかして病気をされたり、精神的に何かあったんかな。
しまった、あんまり触れたらあかんこと聞いちゃったかも。
でも
まあ、
そんな時にバチェ●ーデートするなよ、とは思う。
「あまり無理せず、お大事になさってくださいね。」
って伝えると
Jさん「あっ、そっちの意味じゃなくて、」
筆者「?」
Jさん「求職中なんです」
筆者「・・・えっと、職を求めると書く方の求職ですか?」
Jさん「はい」
そっちか!!!!!!
ってことは、まって?
無職やんけ。
ここで前話にも書いたバチェ●ーデートの参加条件をおさらいすると
【男性】
・20歳以上
・内面・外面共に洗練された方、
・一流企業社員、経営者、または管理職、公務員、医師、士業、研究者などの専門職等一流企業社員
・真剣にパートナーを探している方
この条件で無職くるなんて誰が予想できんねん
嘘やろ、しか感想出てこない。
固まってしまった筆者に対して、
J さん「まあ、僕はハードなスキルがあるから大丈夫なんですけどね。」
ハードなスキルって何?
そこから、Jさんの会話の中で「ハードなスキル」という単語が4回ほど登場する。
ただ今まで社会人をやってきて、ハードな
スキルという単語は聞いたことない。
何かの業界用語なのか?と思い
筆者「すみません。さっきからJさんのお話の中で『ハードなスキル』っていう言葉が出てきてると思うのですが、具体的にどういうものなんですか?」
意を決して尋ねる。
すると、
Jさん「・・・説明しても理解できないと思います」
って鼻で笑われた。
うぜええええええええええ
まじでうぜえ、このまま帰りてえ
と心から思ったが、
バチェ●ーデートはバチェ●ーレートというものがあり、デート後お互いの評価を報告することによって、問題行動があった場合はアプリの利用停止になる可能性もあったので、今私がキレて帰ってしまったら、私が失礼な態度をとったという扱いになりかねない。
とりあえず1時間カフェで我慢したらいいだけだと思い、ようやくJさんとカフェに到着。
結局ハードなスキルとは一体何だったのか、今でもわかりません。
続きます。
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