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ハードな時の投資は顧客への影響が顕著なところにこそ

おはようございます。
あんな(@annin_0321)です。

今日の原理原則をさっそく!
本日は以下ニュースが気になりました。

なんとサイゼリヤが上場以来赤字。
IRも見ましたが、コロナが到来した3月以降売上高、客数は大きく減っています。

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出典:2020年8月期 決算説明会資料https://www.saizeriya.co.jp/PDF/irpdf000848.pdf

苦しいですね・・・><
飲食店を営まれている方はこうした状況にずっと直面してきたと思うと、何かしらの形で応援したいと気持ちになる。

記事内ではこんなことも書かれてました。

一方、設備投資額は109億円と前期比で63%増やす。在宅勤務の広がりなどを受けて宅配や持ち帰りに対応した従来の6割程度の広さの小型店を展開する。厨房の設備や店員を減らせ、月間の売上高も通常店と同規模を確保できると想定する。

既存店は損益分岐点改善のために固定費を削り、新しくコロナ禍の状況にあわせたビジネスを作っていくという。
同日に出ていたニュースで、テイクアウト・宅配に重きを置いた「ミラノ風ドリア」中心の小型店を11月にオープンするとの情報がありました。

ミラノ風ドリアおいしいもんね・・・!うれしいっ
UBER EATSとか普通に単価1000円以上するお店が多いし、意外と宅配時間かかるところがある印象なので、「価格」「スピード」で勝負できたら強いのかもな。
(でも、ドリアとかって熱いお皿の上にあってこそのドリアだと思っちゃうからなんとくなくテイクアウトに向いてなさそうと思ったり・・・)

このテイクアウト・デリバリーに特化した店舗はどこまでの拡大規模を見込んでいるんだろう。
客単価は既存店舗とそこまで変わらないだろうから(むしろドリンクバーとかサイドメニューを頼む率も下がるから客単価も下がる可能性があるのでは?)、1店舗あたりの回転率を上げることはもちろん、多店舗展開は求められていそうだなと思います。

私の肌感ですが、都会ではフードデリバリーはもう日常。
一方で、田舎(私は和歌山出身なのでめちゃくちゃ田舎っ子w)はまだまだ浸透していない感じがする。
たぶん宅配ドライバーの確保が難しいんじゃないかな。
なので、小型店舗を多店舗展開するとすると、「都市部特化」か「独自の宅配人員を抱えた上で全国展開」とかになりそう。
このあたりの方向性はサイゼリヤが「どこの誰にミラノ風ドリアを食べて欲しいのか」というマーケティングの観点も入ってきそう。

そんな中、新店舗を中央区のオフィス街に構えたところから、完全に「都市部特化」の展開をベースにしているんじゃないのかなと思っている。

今日の原理原則

ハードな時の投資は顧客への影響が顕著なところにこそ

コロナという最難関の変化が訪れた今、企業が取りうる選択肢は様々かと思います。現金を調達して、固定費を削減して、耐え忍ぶというというのもある。サイゼリアは固定費削減もしているが、投資すべき先を明確にして顧客への影響が大きいところを選択している。この前向きな投資がどうなるかはまだ誰にも分かりませんが、ハードな時代を乗り越えないといけない今こういう選択肢を取る英断をしたサイゼリアにこれからも注目したいです。

そんなことをサイゼリアの記事を見ながら考えてました。

上記は全て完全に個人の意見と仮説で、自分自身のトレーニングのためにやってますw

では、またー!

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