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呪い(まじない)の臭み

本文

呪いは、ニュアンスで2通りの読み方になる。


ネガティブなニュアンスが「のろい」、
ポジティブなニュアンスが「まじない」だ。



さて、今日は休日。
だというのに僕は馨先輩に呼び出されていた。


集合場所は先輩の実家。

僕の家から電車で3時間はかかる距離だ。
一体どうして。


等と考えているうちに、郊外の大きな日本家屋…屋敷についた。


「神谷。おはよう」
「先輩、おはようございます」
「無事ついたようで何より。行くわよ」

馨先輩に連れられて、お屋敷に入っていく。





ご家族の方々とあいさつを済ませた後、地下室に連れてこられた。


「さて。おまじないの特訓をしましょう」
「おまじない、ですか。」
「『のろい』と原理は一緒よ。作用が正の方向というだけ」
「はぁ…………。分かりました。がんばります」


簡単なおまじないを教えてもらった。

途中省略

「これは物凄い臭みがするわ。神谷、呪術師の才能あるわよ」
「ありがとうございます……。そうでしょうか」


途中省略


「あんたの組んだ術式、お守りとして持っておきな。並大抵の『のろい』は跳ね返せる」
「分かりました」






「神谷は正と負の間で揺れ動いているわね。私がしっかりコントロールしないと……」


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