鋭利な営利 お題:鋭利なチクワ
本文
チクワ。
穴があったら詰めたくなるの代名詞。
さて何を詰める?
キュウリ?チーズ?アスパラガス?
そこに鋭利なものを詰めて売ることが流行っている。
食べ物の中に食べられないものを詰め込む?
それはさすがに常識外れだろ、売れるわけがないじゃないか。
そんな声とは裏腹に、飛ぶように売れていった。
チクワの柔らかさで油断させ、中に仕込んだ鋭利な何かで体内から壊す。
体内にある機能を不全にする毒が仕込まれているのか?
如何にして何かが簡単に体外に出されないようにした?
どうやらその何かは、チクワの構造式をまねしたものらしい。
成分でチクワと騙せる。
つまり、何かは、脳をハッキングすることもできる。
後にこの殺戮兵器は、「えいりなチクワ」と呼ばれるようになる。
無論、開発者は大儲け。
例のチクワに次ぐ、新たな食品型兵器が開発されているとのこと。
次に偽装されるのは果たして……。
参加企画
クリエーターとして活動していくために、よりよい機材などが必要でございますわ。 ぜひご支援の程、お願い申し上げますわ。