見出し画像

四ツ葉荘 第6話 秋葉と駿馬

前回


第6話 秋葉と駿馬

気配の正体

「秋葉さん」

ふいに声をかけられて、振り返る。

目の前には無機質な表情のメイド服の女性。



駿馬さんだ。

びっくりした。

全然気づかなかった。




「あ、あの…………どうか…しましたか……………?」
「秋葉さんにお話がございます」


駿馬の秘密

駿馬さんはそう言うと、淡々と話し始めた。

ここの住民たちは理由があって今の部屋に住んでいる。

駿馬さん曰く、この部屋……というか、四ツ葉荘自体が意味を持っているらしい。



「それと、信濃さんが秋葉さんとお話をしたがっていました」
「信濃さんが?」
「はい。行ったほうがお二方にとっても良いかと思います」

お二方?


どういう意味だろう。
信濃さんだけでなく、私にとっても良い?

「では失礼します」


駿馬さんが行ってしまうと、私は黄砂の間へ行くことにした。




一瞬だけ、部品みたいなものが見えたような…………………





まずは信濃さんのところだ。

意味が分かるはずだ。

クリエーターとして活動していくために、よりよい機材などが必要でございますわ。 ぜひご支援の程、お願い申し上げますわ。