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時間を見る

写真は心情とよく言われるが本当なのか。
特別な状況を撮るというが、写真になったその時間はすべて等価である。むしろ特別なものを普遍にするのが写真である。
わざわざ探して撮ることでありふれたものに変えていく。とはいえその逆に何でもないものをわざわざ写真にすることで特別なモノのように見せることもある。
時間を操作する、そんな心が写真を撮らせる。とはいえ心情がそこに写るわけではなく、あくまで時間が現れるのであるが。
ただし風景にある詩情をまるっきり否定するわけではない。

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