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旅の本質は高揚にある

※ギャラリーアビィ「たびフォト15」協賛企画
企画展内容に合わせて旧作と散文を公開します。

思えば最近どこか旅へ出ただろうか。
遠くへ出かけられなくても、むしろ遠くに出ないからこそ旅の心は研ぎ澄まされる。どれだけ遠くへ行くかではない、新しい何かを求める思いが旅となる。いわば日常を越えた高揚感がその本質であろう。
懐かしい場所の思い出を携えて、新しい場所への憧れを抱いて。
もちろん「新しい」というのは単純に未踏の場所だけを指すのではないから、通いなれた道にも意外な発見はある。
風景は見ようとした瞬間に見えてくる、つまり遠くであろうと近くであろうと、風景の高揚感は存在するといえる。

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いつでも出かけられる
anmtgallery/石橋実乃生

線路がある限りそこに希望はある。
旅の日和が巡ってきたらこの先を目指そう。
まだ見たことない風景が待っている。

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