安良家代々的あんこレシピ #AKBDC
皆さま、今年もまたこのシーズンがやってまいりました。
来たる9月は akuzume=サンのお誕生月です。
このおめでたい祝祭にあたって、安良家に伝わるあんこのレシピを公開したいと思います!
あんこの作り方
まず、前年収穫した小豆を植えます。
卯月四月が頃合いにございます。
数週間経ち、出芽の時を迎えます。
五月。葉はぐんぐんと伸び、あっという間に生い茂りました。
これは小豆の花でございます。愛らしく奥ゆかしく咲く藤色の小花。
更に月日は流れ八月、青々とした小豆の鞘が実りました。このまま鞘ごと食べられるらしいのですが、私はまだ食したことはございません。
翌九月。鞘は茶色に変色し、ぼちぼち収穫期と相成りました。
収穫した鞘はカラカラに乾燥しております。
鞘から豆を取り出しまする。
(写真は去年のものです)
これで材料が揃いました。
それでは、レッツ・クッキング!
小豆(400g)をよく洗い、一晩水に浸します。
こうすると豆が水を含んで煮えやすいです。
翌日、豆がぷっくりと膨れました。
続いて圧力鍋に豆と多めの水を入れて火にかけます。
一度沸騰させて煮汁をすべて捨てます。
これを二度繰り返し、えぐみを取ります。
三度目はたっぷりの水を入れて、指で豆が崩れるまで火を通します。
柔らかく煮えたら、煮汁を捨て豆を取り出します。
次に適量の水で三温糖(350g)を溶かします。安良家は甘さ控えめにございます。
茹でた小豆を戻します。まめ投入!
最後に塩をひとつまみ入れ、好みのペースト感になるまで弱火で水分を飛ばしていきます。
これにて完成にございます。
akuzume様、お誕生日おめでとうございます☆
CELEBRATION with 抹茶あずきカキ氷!
お豆の香りと味がしっかりあって、とってもおいしいです!
残った小豆は、来年のために保管いたします。
本日、あんこに使用しておりますこの豆。実は「ささげ」というものでして、厳密には小豆ではありませぬ。
ささげは小豆に比べて皮が破れにくく、本来はお赤飯などによく用いられました。昔は、その特徴から「切腹しない」といった縁起を担ぎ、武家の食べ物として重宝されたと言われております。
古事記にもそう書かれているそうでございます。
今年は海を越え、akuzume様に奉納いたすこと叶いました。あな嬉しや♪
《あんこレシピ》
小豆 400g
三温糖 350g
好みで塩少々
これは#AKBDC参加作品です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?