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6ヵ国 × 8グループ による 【2026W杯】 の世界線 ~妄想トーナメント~

次回のFIFAワールドカップは、アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国共催。
48ヵ国参加、4ヵ国 × 12グループで行われる。

だが私は、6ヵ国 × 8グループで行うのがベストだと考えている。

8グループがベストっていうけど、
実際にワールドカップ出来るの?

という訳で、8グループでワールドカップマッチメイク、やってみました。

とはいえ、今こうしている間にも、次のワールドカップを12グループで行うべく、粛々と準備が進められているだろう。

やったところで何になるの?



そうかもしれないが、考えるのがなんか楽しいからやるのだ。

「趣味だからね」



勘違いしないように、あらかじめ述べておきます。
2026ワールドカップ予想ではありません。
いうなれば、パラレルワールドカップ予想です。
しかし最後まで読み終えたなら、『ワールドカップは8グループ一択』と考えるようになるかもしれません。

ちょっとした戯れが紛れていますが、本筋はいたって大真面目です。



それでは参りましょう。
“異”世界パラレルワールドへ。



できれば先に読んで欲しい
初級の魔導書
タップして開きます


後でいいから読んで欲しい
少し魔法耐性にんたいが要る
中級の魔導書


※※※※※ 注意書き ※※※※※

本書は上級の魔導書のため、
このタイプの枠の中には、
小難しい事が書いてあります。
でも、大丈夫です。
読まなくてもさすけねぇ
差し支えありません。
魔法耐性にんたいのある方のみ
お読み下さい。

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大会様式

レギュレーション変更点


 48チームを8グループに分けると、グループステージを6チームで戦うことになる。総当たりで各チーム5試合ずつだと、試合数が大幅に増えてしまう。これでは、2026W杯で予定のスケジュールで行えない。

 そのため、指定の対戦方式によって行う。総当たりではないが、どのチームも同条件になる。

  1.  48チームを実力(ランキング等)順に16チーム毎の3つのポットに分ける

  2.  3つのポットから2チームずつ選出し、6チーム毎の8グループにする

  3.  グループステージは、各ポットのチームと1試合ずつ、計3試合を行う

  4.  グループステージ1位~4位が決勝トーナメント進出

  5. 決勝トーナメントは、32チームで行う

  6. 決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)は、アドバンテージを適用

    • 1位vs4位 90分終了時引き分けなら、1位の勝利

    • 2位vs3位 延長戦120分終了時引き分けなら、2位の勝利

 アドバンテージとは、グループステージ上位のチームを優遇するルール。PK戦を行わずに勝者を決定します。

さらに以下の条件を追加する。

  • 試合と試合の間隔は、中3日以上(3位決定戦を除いて)設ける

  • 同グループの1位と2位の再対戦は、決勝戦もしくは3位決定戦

  • 同グループ同士の再対戦は、準決勝以降


マッチスケジュール

 FIFAが発表している試合日程があるので、これに沿ってマッチメイクしていく。すでにグループステージの部分が12色に分けられているが、これを無視して8色に塗り替える。

FIFA発表のマッチスケジュール
タップすると詳細な画像を表示します
パチモンの大会のマッチスケジュール
タップするとPDFが開きます
ここまで似せなくてもと思ったけど
雰囲気出るでしょ

 M1、M28、M53がメキシコの試合と指定されている。同様にM3、M27、M51がカナダ、M4、M32、M59がアメリカ。
メキシコ_グループA、カナダ_グループB、アメリカ_グループDにそれぞれ入る。

 マッチスケジュール作成で気をつかうのが、試合間隔。どのチームも中3日以上間が空くように、試合を組まなくてはならない。
 グループステージとラウンド32の間が難しい。ラウンド32の日程が6日間のため余裕はあるが、試合の順番に気を付けて決めていく。

上の図は見づらいので、グループステージ3試合目とラウンド32を集約した。

8グループのマッチスケジュール
グループステージ3試合目と
ラウンド32を集約
6月28日のM73の 2B v 3Aは
B組2位 対 A組3位

6月24日~27日のM49~M72は、グループ毎に3試合同時キックオフ。これまでの2試合同時よりも、さらに順位争いが熾烈になるはず。
出来れば3元中継で観たいものだ。

ラントの魔法なら
3つのスタジアムで
同時に観れるね

グループステージのマッチナンバーが順番に並ばないのは気に入らないが、もともと3グループ2試合同時の予定で番号が振られてため、仕方がない。

次に、決勝トーナメントの部分。

8グループの決勝トーナメント表
緑(M75・M79・M92)はメキシコ会場
赤(M83・M85・M96)はカナダ会場

 メキシコが1位or2位なら国内での試合。さらに1位なら次のラウンド16も。ぜひとも1位突破するように、発破をかける意味合いがある。
 カナダは3位or4位なら国内での試合。カナダには申し訳ないが、もし1位、2位突破なら大健闘。国内試合か否かはどうでもよくなるくらいのお祭り騒ぎになるだろう。カナダにとって、アメリカはほぼ国内のようなものだし。 

 当初の目的の、8グループで出来るか?という点でいえば、想像以上の申し分のないスケジュールの出来。綺麗に日程と決勝トーナメント表が組めてしまった。実はFIFAのマッチスケジュールは、このパチモンの大会のために用意されているのでは?と勘違いしそう。

無事に様式が決まったので、次は準備へと進む。

大会前準備

出場国ポット分け

太字は開催国及び繰り上がり

 出場国は、独断と偏見で選出。ポット分けは、FIFAランキングを参考に。  開催国であるアメリカとメキシコは、ランキングに従えばポット1ですが、わずかな有利を与える為、ポット2へ移動。
かわりにセネガルと日本がポット1に繰上り、わずかな不利を受けます。不利解消の目的で、日程有利となるグループA~Dに割り当てます。 

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 指定の対戦方式
は、実力より下のポットに入れると、わずかに有利になる特徴(欠点)があります。 正確な表現をすると、ポットを下げたチームの対戦相手が、不利を被ります。逆もまた然りで、ポットを上げたチームの対戦相手が、有利になります。 相対的な有利・不利が発生するということです。
わずかと言ったものの、例えばランキング上位のアルゼンチンやフランスのポットを下げるのは、明らかにバランスが崩れると思います。

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欠点は事実ですが
日本をポット1に
入れてみたかったのが本音

従来のW杯の総当たりで
ポット1に開催国をぶち込むのも
結構バランスぶっ壊してると
思うけどね

グループ分け

太字は、開催国及び繰り上がり
各チームは縦と横の3チームと対戦する
斜めの枠同士の対戦はありません

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 抽選会でグループが決まると、死の組が話題にあがります。指定の対戦方式では、同じ組でも各々の対戦相手が異なるので、チームによって印象が変わります。
 グループAでは、本来ポット1のメキシコが、ポット2に編成されています。モロッコ、ペルー、イラクにとっては、実質ポット1との対戦が2試合となる死の組です。しかし、ポルトガル、メキシコ、アルジェリアの対戦相手は、ポット1、2、3と通常と同じです。
 グループDは、アメリカがポットを下げ、日本が上げているので相殺されているように見えます。しかし、カメルーンにとっては、死の組。パラグアイは、実質ポット2と2試合となり、わずかに有利を得ます。
 このように、同じグループ内でもチームの対戦相手によって、死の組か否かが変わります。
 グループによるばらつきを出さないためには、実力通りにポット分けをする事が重要です。

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準備が整ったところで、このワールドカップが、どのような大会になるのか、雰囲気を見て行きます。

大会展望

グループステージ

一例として、日本が入ったグループDの対戦図がこちら。

グループD対戦スケジュール
6月12日 M4 アメリカ vs デンマーク
6月13日 M6 イタリア vs カメルーン
6月14日  M12 パラグアイ vs 日本
 6月19日 M31 デンマーク vs パラグアイ
6月19日  M32 カメルーン vs アメリカ
6月20日  M36 日本 vs イタリア
6月25日  M57 日本 vs デンマーク
6月25日  M59 アメリカ vs イタリア
6月25日  M60 カメルーン vs パラグアイ

 なかなか面白そうな組み合わせじゃないでしょうか。
 この図を見ながら、日本は何位になるかな~と、獲らタヌ妄想するのが、なんか楽しいんですよ。順当なら3位かもしれないけど、イタリアに勝って3戦3勝すれば1位か?なんて考えるんだけど、アメリカも3勝すると、どちらかが2位になる。
 アドバンテージ適用の影響で、ひとつでも上の順位でグループステージを突破したいと考えるチームは、多くなるはずです。本気で1位を目指すなら、勝利だけでなく、より多くのゴールを積み上げる必要があるのが、この方式の面白いところです。

1位てっぺん獲るためには
これ位やんなきゃ

 まったくの空想(いまさら何言ってんだか)ですが、このグループの対戦結果をもとに説明していきます。

グループD 対戦表

 中々の混戦です。勝ち点上限9の所で6チームがひしめくのだから、4チームより混戦になるのは必然です。総得点まで同点となる確率は、2割程度となる試算結果が出ています。これまでの順位決定方法のままでは、抽選に至る可能性が明らかに高くなります。
 そこで、新たな方法で順位を決定します。

順位決定方法

  1.  勝ち点

  2.  得失点差 

  3.  総得点

  4.  相対勝ち点  手の勝ち点合計(自チームとの対戦を除く)

  5.  相対得失点差  対戦相手の得失点差合計(自チームとの対戦を除く)

  6.  相対総得点  対戦相手の総得点合計(自チームとの対戦を除く)

  7.  直接対決(2者比較のみ) 

  8.  フェアプレーポイント 

  9.  抽選

 4~6が新しい方法です。これでグループDの順位を決定します。

グループD 順位表

アメリカと日本が、総得点まで同点で並んでいます。従来の方法なら、この2チームの直接対決が無いため、フェアプレーポイント以降の判別となります。新しい方法では、相対勝ち点に差があり、アメリカ2位、日本3位となります。

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相対点と順位決定方法

 相対勝ち点は、対戦相手が得た勝ち点の合計です。ただし自身との試合で得た勝ち点を除きます。 相対得失点差、相対総得点も同様に、自身との試合結果を除いた対戦相手の得失点差、総得点の合計です。
 勝ち点、得失点差、総得点の順で暫定順位を決定するのと同様に、相対勝ち点、相対得失点差、 相対総得点の順で順位を決定します。

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自身との試合結果を除く理由

 AとBの総得点までの順位が同じとして、AがBに勝利しているとします。 自身の試合結果も含むとすると、Bは自身が敗北したことにより、Aから相対勝ち点3を得ることになります。 AはBに勝利したため、Bから得られる相対勝ち点は0です。 直接対決の敗北者が、勝利者より優位になるのはおかしいので、自身との試合結果を除くとしています。

※※※※※※※※※※

直接対決より相対順位を優先する理由

 AがBに直接対決で勝利、かつAとBが総得点まで同点だとします。直接対決勝利という結果のみで判断すると、AはBより相対勝ち点3差で有利になります。 Bが他から得た勝ち点3を、Aは相対勝ち点として得るからです。
 しかしAがCに敗北し、かつBがCに勝利したとします。3すくみの状態です。CがAから得た勝ち点3を、Bは相対勝ち点としてCから得ます。 よって、Aの直接対決勝利による優位性がなくなります。3すくみになることで直接対決勝利での優位性が損なわれるのは、普遍的な認識と矛盾しません。 直接対決で勝利しているということは、他の2試合の成績が相手より劣るということです。 相対点は、直接対決の優位を保ちつつ、他の2試合の結果も併せて優劣を決定する方法です。 よって、1試合のみで判断する直接対決より、3試合で判断する相対点を優先するのが望ましいとしています。

※※※※※※※※※※

直接対決による比較が2者のみの理由

 
相対総得点まで同点となる確率は1%未満となり、さらに3チーム以上が同点となる可能性は、ほとんどありません。これ以上の判別方法を用意する意味が薄いので、2チーム同士の直接対決がある場合のみとしています。

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決勝トーナメント

 ラウンド32での各チームの戦い方を推測します。アドバンテージがあるため、通常の試合とは異なる展開になると予想されます。
 アドバンテージのある試合では、引き分けの状態がありません。スコアは同点でも、それはアドバンテージがある側が勝者です。
 キックオフ直後は0.5点差と表現していいかもしれません。互いが点を取り合っても、0.5点差の時間帯が長ければ、緊迫した好ゲームになるでしょう。特に0.5点差で延長120分の終盤に差し掛かったなら、極限の死闘となるでしょう。

まさに極限の死闘ノックアウトトーナメントとなった
魔法使い同士

上位格上 vs 下位格下
 最も多くなると予想される組合せです。
 ワンサイドゲームとなり、刺激の乏しい試合になるかもしれませんが、それもまたサッカーです。格下が格上に対して用いられる事が多い、カウンター戦術が役に立たない事が要因です。
 しかし格下が恐れずに果敢に戦い、先制点を奪ったなら、ジャイアントキリングが見えてきます。緊迫感が持続する好ゲームになるかもしれません。

両者互角
 通常の試合でも好ゲームが期待出来る組合せですが、さらに激しい展開が予想されます。

上位格下 vs 下位格上
 通常の試合より、ジャイアントキリングが起きやすいと予想される組み合わせです。格下のチームが格上の猛攻に、いつまで耐えられるかが見どころのひとつとなるでしょう。

 上のトーナメント表で最も注目のカードは、G組1位ードイツ vs B組4位ーブラジルでしょう。なんでブラジルが4位なんだ?とツッコミが飛んできそうです。

 次回W杯は39日間の長丁場。1試合目が最も遅いチームでも33日間。一か月以上に渡って、好調を維持するのは難しいかもしれません。
 本気で優勝を目指すなら、グループステージはそこそこに、決勝トーナメントで全力を出せるように、チームをマネージメントしたいところです。
 でもグループステージは、なるべく上位で突破したいですよね。3位4位だと、ビハインドを背負ってラウンド32に臨まねばなりません。ほとんどのチームは、それでいいはずがありません。

 ブラジルなら、90分ビハインドでも勝てばいいんだろとばかりに、そこそこにまとめてグループステージを突破しそうです。ブラジルは好不調の波がある印象。決勝トーナメントで全力を出せるように調整した方が、優勝が近づくと思います。

調子悪いように見せといて
決勝トーナメントで全力なんて
いかにもブラジルがやりそう

 この記事を書いている時にはEURO開催中ですが、強い時のドイツは安定感が半端ありません。長期間にわたって好調をキープするマネージメントも得意そうです。ブラジルとは正反対ですね。
 ドイツ vs ブラジルは間違いなく好ゲームになるでしょう。

ラウンド16以降は、これまでと同じ古式ゆかしき、おなじみのW杯です。
優勝を目指す強豪にとっては、ここからが本番かもしれません。


大会総括


お読み頂き、ありがとうございました。

具体例を交えて、6ヵ国 × 8グループによるワールドカップがどのような物になるか解説してきましたが、いかがだったでしょう。

「8グループによるワールドカップは面白そう」と思って頂けましたか?

もしそうなら、あなたはもう立派なWCG8(World Cup Grampus eight)教の信者です。


 というわけで、スキ、ならびにフォロー。そして、オススメやシェア等々、信者としての布教活動をよろしくお願い致します。





「きっと、女神さまが
褒めてくださることでしょう」



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