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当たり前なんてない


人が死ぬ夢を見た


その人は知っている誰かではなかったけど


目覚めて泣いた



自分の大切な人が明日も生きている確率なんて100%じゃないと思ったから



今日の日常での当たり前にしている事や、会っている人が

明日も変わるずに〝ある〟状態が続くという奇跡に近い事が

淡々と目の前に起こりすぎて


それが当たり前になってしまって

気付いたら、その人に対する有り難みも忘れてしまって

今の状況も当たり前になってしまって


本音をぶつける事が出来なかった



恥ずかしくて気持ちを言えないと思っても

今日言わなかったら明日は、もうその人は居ないかも知れない


かっこ悪いと思って、言葉に出来ないなんて

それが一番かっこ悪い


言えない後悔なんて、悔し過ぎる

考えるだけで涙が溢れる



気持ちは言葉にしないと見えなくて

思いを言葉に変換するのは、時に難しい事もあるけど


伝えたいと思った時には、言わなきゃ損をするくらいの気持ちで

目の前に居てくれる奇跡に感謝し愛を伝える


今の状況が当たり前じゃないと思ったら

きっと、今まで言えなかった言葉も伝える事が出来るはず


そして言える事に喜びを感じる

伝える事で、自分自身も軽くなる


思いを言葉にし、手放したから



今までの私だったら、きっとずっと言えなかった

恥ずかしいより、後悔しない生き方をしようと改めて思う




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