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シン・ゴジラは現代のヤマタノオロチ伝説?

面白かった!ゴジラめっちゃこわかった!

うわぁぁ~~最高!庵野さいこ~

※以下ネタバレあります※





あぁ~恐かった~

プロトンビームはもちろんハンパない威力だけど、そのおまけの火炎放射強すぎ!ビルの隙間を縫って広範囲に広がる火炎恐すぎた・・・・・


最初、ゴジラ第二形態が来た時その見た目のキモさのインパクトもさることながら、

たくさんの船舶を押しながら川を逆流していく様子が、3.11の津波を思い起こさせる感じでめっちゃこわかった。

その時点でゴジラに自然災害のイメージを重ねて見るようになってたからゴジラに対する人々の反応になんとなくリアリティを感じていた。

「ゴジラ(津波・地震)が東京に来たらこうなるのかぁ・・・」みたいな。

だから閣僚がキレイな作業服着てる記者会見とかも、会議ばっかやったり、なにかやろうとする度に色んな所から許可を取らなきゃいけないとか、あの時もそんな風だったから記憶が重なって「ゴジラこえー!」って素直に感じた。


でも、ゴジラの口に血液凝固剤注入とか地味すぎて「え~~!ぶっ刺したりするんじゃないの!?」って思ったんだけど、3.11の時にメルトダウンした原発に消防車で水かけてたりした事思い出してちょっと納得した・・・・

そんな「ヤシオリ作戦」のネーミングにちょっとひっかかったので「ヤシオリ」で調べたら、ヤマタノオロチ伝説でオロチに飲ませた酒が八塩折之酒(ヤシオリノサケ)っていうんだってね。

それ知ったらヤシオリ作戦の「ゴジラの口に注入」というやり方はヤマタノオロチ伝説になぞらえるためだったのだと受け取ると納得できる。

そう考えるとほかにも色々とヤマタノオロチ伝説とシン・ゴジラの共通点が思い当たるぞ!


ヤマタノオロチは洪水、河川の氾濫という自然災害を象徴している。シン・ゴジラも震災や津波などの自然災害をモチーフにしている。

ヤマタノオロチは山神または水神であり、頭と尾がつある蛇のような龍のような姿。シン()・ゴジラはあらゆる生物を超越した完全生物であり、人間の倍の遺伝子情報を持っている恐竜のような姿。

ヤマタノオロチは八塩折之酒(ヤシオリノサケ)を飲まされ酔って寝たところを天羽々斬(アメノハバキリ)で斬られてやられる。ゴジラはヤシオリ作戦で血液凝固剤を特殊建設部隊「アメノハバキリ」に口から注入されて凍結する。

ヤマタノオロチのからは天叢雲剣(別名:草薙剣)という大刀が出てそれをスサノオがアマテラスに献上し、のちに三種の神器のひとつとなる。シン・ゴジラのラストは意味深なのシーンで終わる。


ゴジラ凍結作戦、ヤシオリ作戦からの流れはモロにヤマタノオロチ伝説になぞらえてると思う。だからなんだって言われるかもしれないけど、庵野監督が日本の神話からネタを引っ張ってきているというのはそれだけ日本に対する思いみたいのを込めた映画だって事でしょ。


とにかく色々おもしろかったし、

映画でここまで「もうやめて~;;」って感情が高ぶったの他にないくらいだからシン・ゴジラ見てよかった!


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