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自力でできる・インド人との国際結婚手続き #02

ハローナマステどうもインド人嫁です。

インド人との国際結婚手続きについて、引き続きまとめていきます。
インド人との国際結婚手続き 01 に手続きの流れを書いていますので、まだ読んでいない方は 01 から順に読むことをおすすめします。
自力でできる・インド人との国際結婚手続き #01

※記事の無断転載や一部抜粋しての記事作成などはご遠慮ください。

このnoteは過去に私のアメブロで作成したブログをもとに、再編集をして分かりやすくしたものです。一部表現を変えたり、最新情報を追記した箇所はありますが、手続きの流れ全体はほとんど同じです。

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前提

ここに記載することは、あくまでも自分たちの経験に基づいてまとめています。インドの州によって証明書など書類の形式も変わりますし、日本のどこの自治体に提出するかによって内容も違います。そして情報は更新されていきますので、これから変更点が出てくるかもしれません。全部が同じとは限りませんのでご注意くださいね。

自治体によって名称は異なる

私たちは東京都内在住のため、東京での手続き方法を記載しています。そのため東京都の名称で呼びますので、別の場所では異なる名称かと思います。例えば東京都では「区役所」と呼びますが、他の市では「市役所」と呼びますよね。その辺りは少し違いますが、大体は同じだと思いますので参考になれば幸いです。

それでは、前回の記事に記載した日本の婚姻手続きの詳細をお話していきます。各段階の説明は、このように順を追って説明していく予定です。
もしあなたがスムーズに婚姻手続きを終えたいなら、下記の 区役所に行く際に重要なポイント3つ だけは必ず読んでみてください。きっとお役に立つはずです。

日本の婚姻手続き

1. 情報収集
自分たちが住んでいる区役所(市役所)へ行く
婚姻に必要な書類を確認する

情報収集が一番重要

まずは、最初の情報収集の段階から。実はここが一番重要な段階だと思ってます!なぜならば、私たちが後から「あの時にこうしておけば良かった」と後悔したことは、ほとんど情報収集の段階に原因がありました。最初の段階でつまづいてしまうと、後から巻き返すのは多大な労力と時間を費やします。まずは、しっかりと事前に情報収集をして準備をしていきましょうね。

弁護士に依頼する?自分で手続きする?

実は私は区役所に行く前に、無料の弁護士相談に行きました。(2017.10.25) ネットで検索して国際結婚の手続きを行っている弁護士事務所を見つけ、東京都内の事務所に伺って話を聞きました。青山の一等地にある事務所だったと記憶しています。
しかし弁護士に聞いたからといって、具体的にどうやるの?という事は正直よく分からなかったです。弁護士さん二人と会話した際に、二人ともインド人との婚姻手続きの経験はなく、「どうですかねぇ?」みたいな曖昧な返答が多かったので、この人たちに任せるのなら自分でやってもそんなに変わらないんじゃないか…と思いました。今このメモを読み直してみると、言ってること違うじゃん、ということもあります。たとえプロの弁護士だとしても経験のない人に任せるなら自分たちでやるのとあまり変わらないだろうなと思いました。
あとは、費用がどれくらいなのかは聞きませんでしたが、やはりそれなりの額になると思いますので、私たちは自分でやる事にしました。もちろん、全国にはインド人の婚姻手続きをした経験がある弁護士もいると思いますので、自分たちがやることに不安があるのならばプロに依頼するのも1つの方法だと思います。しかし費用も時間もかかるので、個人的には自分たちで手続きを進めていく方がスムーズかつコスパが良い気がしています。例えば、翻訳作業だけなら専門の翻訳家の方に依頼することもできますし、いろいろとやり方はあります。私たちのこの記事を読んで、実際に婚姻手続きができました!ありがとうございました!というメッセージも何通もいただいているので、私たちと同じようなケースであればこの記事を読んで自力で手続きを完了することは可能だと思います。まずは相手と話し合って自分たちに合ったやり方で進めるのをおすすめします。

区役所に行く際に重要なポイント3つ

ここは非常に重要なポイントです!
学生時代なら先生が言う「テストに出ます」の箇所ですよ。この3点は絶対に忘れず、実践することをおすすめします。

ポイント1:担当職員を決めて予定を確認する

区役所に初めて行く前に、区役所へ電話をしてみましょう。インド人と婚姻手続きをしたいのですがどのような手続きをすれば良いか教えて欲しいです、と簡潔に説明します。そして、どの職員が国際結婚の手続きに詳しいのか、誰がこの件を説明してくれるのか、尋ねましょう。

私たちは何も電話せずに区役所にいきなり行きました。区役所の戸籍課が婚姻手続きの担当となることはわかりましたが、戸籍課には複数の職員がいます。誰が国際結婚の手続きをしているのかは分かりませんでした。

私たちは1回で全て手続き方法を教えてくれるつもりで行ったのですが、そうではありませんでした。初めて行った際に、窓口でインド人と結婚したいと伝えると1枚の用紙を渡されて「こちらに書かれてある証明書などを提出してください」と言われただけでした。後で色々調べていくと、その紙には記載のない証明書が必要だということも分かりました。そのため何度も区役所に行って確認しなくてはならなくなったのです。毎回、窓口で用件を伝えると前とは違う職員が出てきます。そして、前に聞いた内容と違うことを言われて、私たちの認識が間違っていた事に気付きました。

区役所に何回も通うのは大変です。土日休みの方は平日に時間を空けて行かなければなりません。出来るだけ確実にスムーズに情報を集めるためには、誰が自分たちの婚姻手続きをサポートしてくれるのか担当職員を決めましょう!そして毎回その人を名指しで指名して、ずっと同じ人とやり取りをします。インド人との婚姻手続きの経験のあるベテラン職員がベストだと思います。ただ、区役所も異動があるため何十年も同じ戸籍課にいる人は稀だと思われます。できれば今いる戸籍課の中で、一番インド人との婚姻に詳しい人を選びましょう。下手すれば1年近くも苦楽を共にする人ですから、ここで選ぶ職員は非常に重要な人です。区役所でたらい回しにされないためにも、担当職員を決めておくと良いと思います。

そして、担当職員の方に必ず予定を聞きましょう。例えば、来週また区役所へ来庁する予定があるならば、職員の方がいつ居るのかを確認しておきます。職員が出張などで不在の時に行く事がないように、事前に予定を把握して自分たちが行けそうな日も伝えておきます。そうすれば、何度も来庁することはありません。

また、窓口が混みそうな日も確認しておきましょう。例えば、11月22日は「いい夫婦の日」のため、婚姻届を提出する人たちで通常よりも窓口が混み合います。戸籍課の人たちはこういった人気の日を知っているので、あらかじめ窓口が混みそうな日を教えてくれますよ。

ポイント2:聞いた内容を復唱して確認する

区役所の職員から手続きについて聞いた内容を復唱して確認しましょう。これは非常に重要です。

「言った言わない問題」や「自分たちの誤解」を回避するために必要な手段だからです。どういうことかと言うと、私たちは複数の区役所職員から手続きについて話を聞きました。その際、前に聞いた内容と違うということが発生しました。いわゆる「言った言わない問題」です。これは、先ほど説明した担当職員を決める事でも回避できますが、同じ職員だとしても前回と言ってる事が違うということはあり得ます。私たちはこの問題に途中で気付いたので、何度も復唱して自分たちの認識が合っているのか確認しました。もしかしたら自分たちが誤解しているかもしれないという可能性も頭に入れて、必ず復唱して確認しましょう。

話を聞きながらメモを取り、書き残しておくとさらに良いと思います。後から見直しできますね。

ポイント3:早くしてもらえるようにお願いする

これは何か事情があって早く手続きを済ませたいという方にオススメです。何か事情がなくても、手続きに1年以上かかるのは誰でも嫌だと思います。実際、私たちは日本の婚姻手続きが完了するまで約1年かかりました。情報収集の段階から正式な婚姻届受理までの時間です。

私たちの担当職員は過去1例だけインド人との婚姻手続きを経験しているそうで、このカップルも約1年はかかったと話していました。だったら私たちの婚姻手続き2回目なんだから更に早く手続き完了しようという事は思わんのか!? という心のつぶやきは置いといて。。

どんなに早くても日本の婚姻手続きだけで数ヶ月はかかりそうですね。もしかしたらもっと早くできる事もあるのかもしれないですが…そのケースは私はあまり聞いた事がありません。

ということで、区役所に行く度に早く手続きして欲しい!とお願いしてみましょう。もちろん、区役所の職員たちは必ず早く進めるという事は言いませんし、絶対できる訳ではないので保証はしません。これを前置きとして言われた後に、でも考慮してみますと言ってくれるはずです。自分たちの熱意とどれだけ苦労して結婚しようとしているのか、しっかりと相手に伝えることは大事です。とは言っても困らせてはいけませんね。笑

実際、最初は私たちはお願いもせずプッシュもせず、ただただ待っているだけでした。すると、全く区役所や法務局からの連絡は来ませんでした。決意して自分たちから法務局へ電話し、いつになるのですか?と聞いてみたたら面接日が決まった、という経験があります。今は毎回区役所の職員にも早くしてほしいと懇願してるので、婚姻受理証明書もできるだけ早く作成しますね!と頑張ってくれました。それで書類を入手できる日が早まっていると感じます。

役所の方々を悪く言う訳ではありませんが、実体験として待っているだけではそのまま放置されるという可能性が高いです。

夫アンキットも「日本もインドと同じでお尻叩かないと役所は動かないんだね〜」と皮肉混じりで話してました。

という訳で、この3つのポイントは必ず忘れずに実践することをオススメします!

でも、この3点を実践するときに「自分たちは厚かましくないかな…こんなに積極的に言うと引かれないかな…」と心配になる事があります。

はい、私もそうでした!日本人はどうしても迷惑かけてはいけない、強く自己主張をすることは悪だ、と考えがちですがそうではありません。自分たちの婚姻を成立するために必要な事だからです。法を犯している訳ではありませんし、ほかの誰も困りはしません。

国際結婚はただでさえ大変な事がたくさんあります。たとえ日本人同士だとしても結婚の準備は大変です。国籍が違うともっといろんな準備や課題があります。やるべきことは婚姻手続きだけではないのです。だからこそ、自分たちの考えをしっかりと持って主張すべきことは主張する。これは重要です。

届出に必要な外国籍の方の添付書類等

最初に区役所に行った際にもらった用紙がありましたので画像をアップします。私たちの住んでいる東京都内の区役所でもらいましたが、他の区役所でも貰えるのかは分かりません。

(参考資料) 届出に必要な外国籍の方の添付書類等

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手書きで丸をつけた、□出生証明書 □パスポートまたは国籍証明書 □独身証明書 が必要とのことでした。最初に聞いたときは、これだけの書類だったらそんなに難しくないか〜と安易に考えていましたが、現実はそう甘くはありませんでした。ここから区役所に何度も通い始めます…

最後に

インド人と日本人の婚姻手続きがスムーズに進みますように。私たちは他の国際カップルも応援しています!

それではまた、See you〜!

▼つづきは次の記事へまとめています

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このnoteが参考になりますように。 記事のご意見やご感想などがあればぜひ教えてくださいね。