見出し画像

おばちゃん、ぐっとこらえて連絡を待つ~在宅勤務その23

会社閉鎖で転職を余儀なくされたおばちゃん。自己肯定感も低いせいか、たしかに年齢はあるとはいえ、自分のキャリアにまったくもって自信がない。当初は、この積年の強みで、ご縁のあるところなら、どんな仕事でもそれとなく馴染んでくるだろうと、かすかな自信もあったが、日に日に、入った会社で何も役に立たない自分を想像しては、打ち消す毎日となってきた。

そんななか、取引先の人から「うちにきませんか?」と連絡がきた。以前、業務移管した先の会社さま。勝手もわかっているし良いのだが、パートと言われたため、即答はできかねる旨を丁寧に連ねて保留返事を返信した。今の段階でパートはごめんなさいだ。生活を考えたら正社員でまずは挑戦したい。

そんななか(2度目(笑))、以前の取引先の人から「繁忙期に入るのでバイトしませんか?」と連絡がきた。条件や仕事内容をばーっと話されて、「まだ、募集も決定ではないけれど、あんからさんが思い浮かんだんで」と言われた。電話中にいろいろ考えて「私でよければお願いします」と回答し、「社内通して、また連絡しますね!」で待ちとなった。

どちらの担当者さんも、おばちゃんを思い出してくれて本当にうれしい。そして、この仕事におばちゃんのことを使いたい、使える、と思ってくれていることが嬉しかった。

娘に相談した。なにせ、今まで在宅勤務で、娘にとっては専業主婦が朝からいるようなものだから出勤もらくちんのはず。もしおばちゃんのバイトが決まれば、朝は先に出ることになるし、帰りも遅いかもしれない。今までのように「自分は外に働きにいって、あなたは在宅でいいよね」という状況ではなくなる。

おばちゃんだって、通勤するのは2年近くぶりになる。満員電車に乗り、大きなターミナル駅を使う。服だって部屋着というわけにはいかない。何せ、在宅勤務になってから服は1着も買っていない。

今の会社もIT系だからというわけでもないが、Tシャツ・ジーンズOKだし、夏場にあまりに暑くてリラコで出勤していたこともある。まあ、これは、通勤電車に乗る勇気があるかどうかだけであって、おばちゃんともなると、通勤や社内の目より、仕事する楽さの方が重要になる。気にしないことだ。

ノーメイクということもできないな、、、さすがに。

今回のアルバイトは、転職活動とその先の勤務へのリハビリとなりそうで、ちょっとわくわくしているのだ。

いろいろ頭をよぎって、カバンを干したり、冬に通勤着にしていた服を洗って毛玉取りしたり、なんかソワソワしている。でも、その後なんの連絡もこない。

社内でOKがでなければ当然消えてしまうこの話。予定では12月1月の2ヵ月だったので、11月末に「その後いかがですか?云々。思い出していただいて嬉しかったです。また何かあればお声がけいただけると幸いです」と、そっと連絡をおいた。

「もう少しお待ちください!」

ある日突然、明日からきて、と言われるかもしれないし、今回の話はすみません、となるかもしれないし。待てと言われれば、おばちゃんは待つよ。もう連絡しないもん。

☆☆☆☆☆

この投稿日現在、まだ連絡をいただいておりません(笑)「呼ぶよりそしれ」と言われるように、ちょっと書いてみました。

でも、ほんとにありがたいことです。一緒に仕事をしてきたことで、誘ってもらえていることは自信持ってもいいのかな~って思うようにしました。転職サイトで募集している会社さまの中に、おばちゃんを受け入れてくれるところはあるのだろうか?もう1件ツテを頼って、履歴書と職務経歴書を送るところです。

お読みいただきありがとうございました。お邪魔しました。


よろしければサポートをお願いいたします!いただいたサポートは、ノートパソコンの購入費用にあてたいと思います。テレビも壊れかけてるしな~(笑)