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在宅勤務~解雇~アラカン再就職先決定

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2020年2月から始まった在宅勤務生活の振り返りです。在宅勤務中に事業閉鎖が決まり2022年2月に会社都合解雇。在籍中の転職活動に始まり、無職となり失業保険をもらいつつの再就職活…
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#リモートワーク

おばちゃん、遠近両用コンタクトレンズをあきらめる~在宅勤務その25

手元も見たい、遠くも見たい、と遠近両用コンタクトレンズに変えたおばちゃん。慣れる慣れるとつけていたが、なんとなくの違和感がぬぐいきれない。乱視がなせるところのようだ。 家のテレビの文字がくっきり見えるようになって嬉しかったのだが、散歩していて、遠くの枯れ木の枝が2重に見えることにイライラし始めた。 見えるのに見えない(もしくは読めない)。とはこういうことなのだ。 見よう、読もうとして目を細めることが増えた。それならいっそ、ボケボケで見えないほうが疲れないのだ。 眼球が

おばちゃん、ふたたび雇用調整助成金申請で悩む~在宅勤務その15

持続化給付金の次にきた雇用調整助成金の申請。いったんフルタイムに戻り、担当事業も復活しわさわさと忙しくなってきたものの、、、。 数字がよくない!シートはデイリーで反映されるから一目瞭然。しかも仕入れは上がっているし、販売価格は価格競争で下げざるを得ず、いったい利益は出てくるのか不安にもなるが、GO状態。 やがて「この事業辞めます」となった。そして、おばちゃんのメイン担当だったことから、時短勤務の復活となり、他の事業のお手伝いがさらにおりてきた。 辞めるにあたっても、退会

おばちゃん、イスを買う~在宅勤務その14

在宅勤務が始まって1年がたったころ、時短勤務から手取りも減り、とはいえ、外出もせず、つつましく暮らしてきたところ、おばちゃんの手取り額を見て上層部が不憫に思ったのか、手当の支給が決定した。 在宅勤務手当というやつで、本来であれば、開始当初からいただける予定ではあったが、整備ができておらず、のばしのばしとなっていたらしい。 いただける金額は、在宅勤務が開始される時の一時金と月々の通信費や光熱費等の手当ての今まで分。非課税にするにはとてもとても面倒な計算があるので、まるまった

おばちゃん、給付金申請におわれる~在宅勤務その11

「あんからさんなら、かんたんにできますから」 何度きいた?このセリフ。上司・同僚が仕事をふってくる時に必ずついてくるワードだ。言霊のようなセリフである。 今回は「持続化給付金」の申請手続きだった。 申請数も不備で落とされる数も結構あるときいているアレ。メイン業務がコロナで見通しがつかなくて停止させたことで、売上的に給付金の対象になるとのこと。いただけるものであれば、ちょっとでも欲しいし、まだ会社をたたむ予定もないし、ひとふんばりのための給付金。 だからこそ、おばちゃん

おばちゃん、ハゲる~在宅勤務その9

担当事業を譲り、買ってくださった会社に毎週訪問して、運営サイトの操作方法や、対応について引継ぎをしていた。 今までの運営方法をわりと理解というか、素敵です、的な感触でいてもらえたので、内容はすんなり引き継げていったが、ほとんど、おばちゃんが頑張って作ったマニュアル2冊で対応できると思うんだけど。。。コロナもあるし、テレワークしてる中、毎週自社には行かないのに(この時点で事務所はないが)よその会社にはいかなければならないのもなぁ、というところ。 並行して、もうひとつ担当して

おばちゃん、Webカメラが送られてくる~在宅勤務その8

おばちゃんが貸与されているデスクトップパソコンにはカメラがない。 社内ミーティングでは、zoomでも音声だけで対応していたし、そもそもWebカメラの需要が高くなりすぎて、家電量販店でもネットでも売り切れ状態。あるのは、よくわからないメーカーの輸入製品だ。 手に入らないのをいいことに、のうのうと音声で対応していたおばちゃんも、ついに顔出し命令が出た。そして、画素数の低いエレコム製のカメラが送られてきた。どこにあったんだ? おばちゃんが担当している事業を売る予定なのは知って

おばちゃん、怒られ侍と化す~在宅勤務その6

おばちゃんの務める小さな小さな会社でも、個人客対応がある。在宅勤務となってもこの対応はなくならない。 おばちゃんはいくつもある事業のはしくれをほぼ担当している。緊急事態宣言で、沈みがちな事業もあれば、追い風となった事業もある。 在宅勤務となって、会社携帯を家で使っている。ここには個人客の問合せ電話も入ってくる。クレームという文句言い客はそこそこいて、普段から対応はしてきたが、このご時世、皆さんイライラしがちで、難癖つけたがる輩が一段と増えてきた。 追い風となった分、客層

おばちゃん、会社のイスをせびる~在宅勤務その5

在宅勤務となって2ヵ月ほど経ったころ。 こりゃだめだぁ~と、おばちゃんの腰が痛みで訴えかけてくる。肩も痛いし上がらない。これは五十肩に違いない。 家で仕事をするにあたって、以前に展示品価格で買った無印の机とイスを使っている。今思うとニトリもあったのに、、、ってところだが、この机とイスはもともと娘がちょっと作業というレベルで使う目的で、当時は吟味する時間もなかったから値段みて、これって決めて即お届け手続きをした。デスクワーク用というものでもなさそうだが、陳列では勉強机っぽく

おばちゃん、ラジオ体操を始める~在宅勤務その4

在宅勤務していると、イスから動かなくなる。会社にいるとプリントとりにいったり、訪問者の対応だったり、トイレも遠くにあるし、おつかいもあるし。なんといっても「通勤」という運動が必須であって、これがけっこうな運動量だったと思われる。 不要不急の外出を控えよ、という世の中で、運動の必要性については当初それほどピックアップされていなかったように思う。家の中でフィットネスできる勢はやるべきだぞ、と言いたいが、そもそも、おばちゃんちは小さな小さなアパート住まいなので、ドタバタ運動はご近

おばちゃん、プリンターと格闘する~在宅勤務その3

なんで、会社ってこんなに紙での提出が必要なのだろう? 在宅勤務を始めて、初めての月初請求書郵送で思った。 古いとはいえ、自宅にプリンターがあったから良かったものの、なければネットプリント対応になっていたと思うとぞっとする。ネットプリントは、毎回セットして、近くのコンビニに行って印刷する。おばちゃんちは歩いて近くのコンビニまで歩いて10分たらずだろうか、運動にはなるけれど。 さて、プリンタドライバーも最新のものをダウンロードして、USB接続して、印刷、、、、、プリンターが

おばちゃん、在宅勤務始める~在宅勤務その2

前日に突如在宅勤務指令がでたおばちゃん。今日から会社に行かないなんて信じられない気持ちで朝支度をする。 服も家着、メイクなし。お弁当は作らないけど、マイボトルのお茶だけ作っておく。 娘を送りだしてしばらくすると「ピンポ~ン」とチャイムがなる。午前着指定したパソコン宅急便に違いない。マスクしてドアをあけると「運んでいいですか?」とドライバーさん。箱が玄関のドアを通らないことがわかり(家の中にも入らなそうでした)、大きな箱3つ、ドア前に置いてもらった。 外で箱を開け、モニタ

おばちゃん、在宅勤務となる~在宅勤務その1

「あんからさん、明日から在宅勤務となります」 2020年2月のとある日の就業中、上司に突然言われた。ここ数日、上層部のグループ通話が頻繁だったので何かあるとは思っていたし、「在宅勤務できますかねぇ?」なんて聞かれたこともあったから、うすうすは気づいていたことだが。 「明日からですか!?」と口をついてしまった。そろそろ月末処理もある。突然、家で仕事っていったって、パソコン設置するのだって、プリンタつなぐのだって、おばちゃん自分ひとりでやるんだぞ? 「せめて、月末の振込処理