【安住の日々】私道かぴ｜4月15日(水)

食さが更新。毎週書いているコラムも１年経つと書くスピードが段違いだ。去年の今頃は数日かかっていたけれど今は数時間で済む。ただ、絶対に１日置いたほうがいいので当日に書き上げるのはなるべく避けている。まあ、もちろん３～４日かかっても書けない時もあるけど…。しかし誰が読んでくれているんだろうこれ、と毎回更新ボタンを押すときに思う。

昼ごはんに無印のレトルトカレー食べて「娘は戦場で生まれた」鑑賞。アレッポでロシア軍と政府軍に空爆を受け続けている様子を数年にわたって現地のジャーナリストが撮り続けたドキュメンタリー。「こんなにひどい状況なのに世界はなぜこれを許しているの？」という言葉にショックを受けた。国が違うとか、状況が、宗教が、という理由で自分とは違う問題だと思っていた。戦場ドキュメンタリーなので仕方ないのだがカメラが揺れすぎて中盤から三半規管やられる。「あ、やばい」と思ってしばし目を閉じる。

その後、作業。会社のコラム案をいくつかまとめて上司に送る。今夜はにんじん４本でにんじんしりしり、玉ねぎ丸ごと１つ入れた味噌汁、なすをラップで包んでレンジチンし、塩ふっただけの蒸し野菜。炊き立ての米。料理が日に日に素朴になっていく。だけど結局これがいちばんおいしい。田舎野菜はばかみたいに安くて、スーパーでいつも「こんな値段でこんなうまいもん売ったらだめだよ！！！」みたいな気持ちになる。玉ねぎの皮をむいたら１つの塊にふたつ入っていた。