Always HIGH Prices:写真の部屋
写真に写っている文字情報を引用するという、一番ダメな例で始まりましたけど、たまにはダメさを確認するためにいいでしょう。
今日は、HIGH Pricesとまではいきませんけど、自分の写真のプレゼンテーションについて書きます。俺は写真を撮る前はアートディレクターをしていたので写真を見るのが仕事でした。自分の写真を使って欲しい、というアピールをしてくる人に会ってきたわけです。
「プレゼンテーションを受ける側」を経験しているので、撮る方に転じたとき、どうすればいいかはわかりました。
大きな企業の華やかで大きなキャンペーンは、新人や経験の浅い人にはまず頼まれません。ここは大事なところで、プロデューサー、クリエイティブディレクター、アートディレクターの誰もが失敗したくないので冒険はしません。だからいい仕事はいつも実績のある同じ人がやっているように見えるのです。
実績がなくても、この人はいいな、機会があったら仕事をしてみたいな、という人はポートフォリオを見るまでもなくわかることがあります。広告の撮影は表現がそのときによって多岐に渡るので特別な個性をそれほど必要としません。私はこの撮影方法でしかやりません、というのでも構わないんですが、クルマの仕事やファッションなど毎回撮るモノが変わるので、大事なのはその人の「撮る姿勢」だったりします。
ポートフォリオには人物の写真しかなくても技量はわかります。この人に普段は撮らない風景を撮ってもらったら面白そうだなどと考えるのもアートディレクターの仕事です。ポートフォリオは取り扱う商品のカタログではなく、人があられるものなのです。
さて、インスタや自分のサイトなどで写真を発表し、もしかしたら仕事が来るんじゃないかと思っている人にアートディレクターの立場から最低限やっておいて欲しいことがあるので、それを以下に書いておきます。
多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。