知らない人が飼っていた亀:写真の部屋
人と話しているときは、相手の表情から膨大な量の情報を読み取っているから、カクカクしたタイミングのzoomで話すのは苦手。「黙って聞いていると思った人の画面がずっとフリーズしていた」というギャグが、オンライン会議が主流になって割と早めに登場したことでもわかる。
写真を撮っているとそれがより強く意識されるんだけど、カメラの前で大笑いをする、激しく悲しそうな顔をする、といった「大きな表情」に振り切るのは誰にでもできる。でもそれだと、友人との飲み会か、葬式の写真か、といった極端なシチュエーションしか描けない。
ある演技派俳優の撮影の時に「テレビと映画で、表情の演技は違いますか」と聞いたことがある。「サイズが違うでしょ」と彼は言いました。
多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。