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匿名はアウトです:Anizine

「ネットに作品をアップしているので見てください、と言われたとき、匿名の人(ハンドルネーム)は見ない」という人がいました。その気持ちはよくわかります。文章でも写真でもイラストでも何でも同じですが、これから自分の作品を知ってもらって世に出ようとしているのに「やまちゃん」「がっくん」「ぽよにょろ」と名乗る人が仕事を得るのはなかなか難しいでしょう。

もちろんプライバシーの問題があるのはわかります。ですから個人的にソーシャルメディアで匿名を使うのは悪くないと思います。しかし職業的な自己アピールをするというのは危険とも隣り合わせなのは、最低限、知っておいて欲しいことです。

かくいう私もペンネームというかカメラネームというか、本名ではない名前を使っています。別名は屋号のようなものですから毎日変わったりしなければそれで通用しますし、どんなクレジットでもいつも同じ名前を使っています。私がしている写真の仕事の場合、歌手や俳優ほど別名を使っている人は多くないですが、知人の中にも数人います。私は彼らの本名のことを考えたこともなく、数十年使っていて世の中に知られた芸名だけしかわかりません。それはそれでいいのです。

アドバイスはただひとつ。

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Anizine

¥500 / 月

写真家・アートディレクター、ワタナベアニのzine。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。