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下手な写真の依頼:写真の部屋

今日は「下手な写真」を撮るという新鮮な体験をした。CMの劇中で使う、夫婦の写真。写真が趣味の夫が妻を撮った設定だというので、あまりうまくなりすぎないように撮った。

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「どうすれば普通の人が撮った写真のように見えるか」を分析する、というリバースエンジニアリングみたいな作業。顔に変な太陽の当たり方をする場所を選び、女優にどうでもいいデザインのベンチに座ってもらって、わかりやすい記念写真風ポーズで撮った。やり過ぎかとは思ったが一応アウトフォーカスにしたカットも撮った。写真が下手になった手応えがキッチリあったのだが、ちょっと待てよとも思う。ここには何か大きなヒントがある気がする。

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写真の部屋

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人類全員が写真を撮るような時代。「写真を撮ること」「見ること」についての話をします。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。