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総入れ替えか:写真の部屋

デジタル一眼レフカメラを本格的に使い始めたのは2002年くらいか。NikonのD100というカメラを買ったのが最初だった。610万画素というのは今では安いコンパクトデジタル以下のスペックだけど、カメラの作りとしては本格的な「Nikonの一眼レフ」だったので、画素数だけでは計れない。

それ以前はF4、F5などのフィルムカメラを使っていて、デジタルになってからもNikonを買い続け、D5まで付き合った。D5はかなり完成されたデジタルカメラだと思ったんだけど、もう少し高画素機が欲しかった。D3とD3xのようにスポーツ系とスタジオ系の2ラインは選択肢として維持して欲しかったのだ。

その後、たまたまコンパクトデジカメのSONY RX1を買った。今ではもう古いが、当時はフルサイズであの画質、コンパクトというのに衝撃を受けた。「もしかしたらSONYはいいのではないか」と思って7Rとα9を買ってしまうと歯止めが利かなくなり、Nikonを使わなくなった。

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本当はこの頃にNikonもCanonもメンツにこだわらず、すぐにミラーレスを出せばよかったのだと思う。特にCanonユーザーはSONYのカメラにアダプタ経由でレンズが流用できたこともあって、どんどんSONYに流れて行った。フルセットを買う前に、自分の持っている気に入ったレンズをSONYのボディに試しにつけてしまった人は例外なくSONYに乗り換えていった。Nikonユーザーはそれができなかったから取り残され、SONYに移行した人もかなりタイミングが遅れていた。

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写真の部屋

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