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レンズ一本:写真の部屋

久しぶりにツアイスの55mmをつけて散歩。人物を撮るのには使いやすいんだけど、風景やスナップだとやや画角が狭くて、使い方が難しい。

でも、焦点距離にはそれぞれのいいところがあるから、そのレンズでしか撮れない風景があるのも事実。初心者はできるだけズームレンズを使わず、単焦点でも複数を持たずに、その日一日を我慢して撮ってみて欲しい。

そうすることで、「こういう状況では55mmでは狭い」「ちょっと広い」などの感覚がわかってくる。前者なら35mmを使えばいいし、後者なら85mmを使えばいい、と理解できます。ズームレンズでクイクイと処理してしまうと、自分が今、何mmで撮っているのかを感覚として憶えられないので。

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平面的なモノを正面から撮る場合は、遠近感は関係ないから被写体からの距離だけの問題になる。こういうのは魚眼レンズのように大きな歪みがあらわれない限りどんな焦点距離でもほぼ一緒です。

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ボケは三つの条件で決まります。レンズの焦点距離が長いほどボケる。被写体との距離が近いほどボケる。絞りを開いている方がボケる、です。ボカしたくなかったら、条件をその反対にすればいいのです。この写真は絞り開放の1.8です。

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「懺悔書き初め」という展示の中にこんなのがありました。更新しましょうね。

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写真の部屋

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人類全員が写真を撮るような時代。「写真を撮ること」「見ること」についての話をします。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。