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そうではないモノの法則:写真の部屋

広告のアートディレクションを最初に勉強し始めた頃、「アイデアを生み出す法則」というのを読んだことがある。似たようなことは多くの人が語っているから、普遍的なメソッドなんだろう。

それを読んでさらに思い出したのが80年代の『写真時代』だったかに書かれていた記事だ。雑誌とはどうあるべきか、何が載っていればいいのか、という編集部のステートメントのような文章だった。

そこには「見てはいけないものや、写っていてはいけないもの、が載っている」というようなことが書いてあって、かなり過激だった(今度、正確に引用するために本棚を探してみようと思う)。

それとは少し違うが、アートディレクションのアイデアはいかにそのビジュアル・アイデアが目立つか、いかに今までにないモノを作るか、の法則に重点が置かれていた。それがこういった方法だ。

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写真の部屋

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。