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妹に泣かれた話

私には妹がいる。8学年下だからまだ中学2年生だ。

妹の誕生日は4/27、こんなご時世ではあるが、誕生日は年に1度しかない。もちろん決行である。※残念ながら外食に行ったりせず、家で行ったよ!

話は少し離れるが、私は人の誕生日を祝うことが好きだ。人の誕生日は年に一度しかないからこそ、どんな贅沢も許されると思う。1年分の感謝を改めて一日に伝えられる良い日が誕生日だと思っている。

英才教育をせずとも、妹は素晴らしいほどに、すくすくとヲタクに育ち、今はヒプノシスマイクというコンテンツにくびったけだったため、誕生日プレゼントとして入手が難しいライブのチケットを用意しておいた。

妹にもライブの日にこっそり内容は伝えず空けておいてとも言っておいた。

彼女に記念日にドッキリでディズニーのチケットを渡す彼氏のようだろう。これはいい彼氏になりますね。お相手募集してます!

っと、話がそれた。

しかし、コロナウイルスの影響でライブは中止...サプライズが失敗になってしまった。

だが、ありがたいことに、ヒプノシスマイクのライブの運営さんがチケットが当たった人に非売品のグッズを送ってくれ、次回のチケットの優遇もすると言っていただけたのだ(感謝です!)

とりあえずほっとした私であったが、一応それだけじゃしょぼいと思われないよう、妹の好きなキャラクターのイラストも一日徹夜で描いた。あとは、妹が好きそうななんか可愛いぬいぐるみたちをいっぱい入れてラッピングをして、どうにか当日。

例年と比べると、お店もやってなかったことから、ケーキは、どうにかやっていたお店の食べたことも無い安いものではあったが、(実は恥ずかしながら毎年、誕生日ケーキを買う前に1人で味のチェックはします笑)皆で食べたら、美味しかったのでよかった...!

よし、第一関門突破!

さ...最後のプレゼントだ...

妹が宿題が終わった時に、すっと渡す。

ぬいぐるみたちを見て、わーなんだか可愛い!ブサイクでいいねと喜んでくれた。

ふーーー、掴みおっけい。

しかし、急に泣き出したのだ。

え、、、なんだ...?親も心配する。

「これぇ...ヒプマイの...」

※ヒプマイ:ヒプノシスマイクの略称

「ヒプマイの非売品のやつ...」

怒鳴られ、殴られたのかと思う程、涙を零し泣いていた。まさか、これをプレゼントで貰えるとは思ってなかったようだ。

ライブ行きたくないの?と聞いた時(チケットを取る前)

「まぁ、高いし、実際に観なくてもいいかな」

なんて言っていたのは強がりだったみたいだ。

サプライズ大成功🎉🎉🎉

流石に泣かせる気はなかったが...人に泣くほど喜んでもらえることなんて、人生で滅多位にないと思うので凄くいい経験ができた。というか、こんなにプレゼントを喜んでくれる人間はいるのか、なんて純粋なんだ。妹はその辺の男にはやらんぞ!(シスコン)

これは、来年の誕生日も張り切ってしまうな。


ちなみに私が描いた妹の好きなキャラクターのイラストもぬいぐるみと非売品のグッズと一緒に部屋に飾って置いてくれている。




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