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ジョブ型普及によるキャリアの自己責任〜同じ苦労なら未来がある仕事での苦労を選ぶ〜

メテオフォール型開発をふと思い出した

トップ営業の結果で降ってきたシステムがSalesforce・SAP・ServiceNow等のデファクトならまだマシなのではないか。
炎上もしやすいが市場がありキャリアパスは描き安く、単価も高い。

厳しいのは、市場も無い様なシステムの運用だろう

もちろん、システムに関わる能力が全てではなく、業務や課題解決の能力を含めてキャリアパスなのだけど、
システムによって打ち手が限定されるし、汎用性が高い方が長期的な施策を打ち出しやすい
(新しいシステム使ったから会社にとってマトモな結果になるかどうかは別)

技術を明示したポジション自体が人材市場に存在する事も大きい。

同じ苦労なら経験が少しでも積み重なる方が良いのでは?

私もレガシィ・ニッチシステムの担当として運用に関わった時期がそこそこ長いのだけど、経験は得られたが効率的だったかと言うと俯いてしまう。
Notesや謎の国産パッケージに関わるなら、最初からSalesforce・ServiceNowとかに触れるならもっと楽しく、効率的にキャリア形成できたろうなと

サービス開発エンジニアが開発するサービス内容だけでなく技術スタックををある程度は選ぶ様に、
コーポレートITも関わる技術を選ぶのは自然だし、それによって働く場所を選ぶのはあたりまえだと思う。

少なくともレガシィ・ニッチに関わるなら、その分のキャリアパスに対するリスクプレミアムが必要になる。

というのも、人材の流動性が上がり、ジョブ型が浸透してくると、キャリア形成がますます自己責任になる。
そうなると、市場が存在しない、存在していても報酬水準が低い領域に関わるのは、個人にとってはリスクになる。

技術選定やレガシィ対応は、働くメンバーのキャリアパスにも関わる。
会社都合(安い・お友達に勧められた等)で技術選定している様な流れだと、詰むのではないか。

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