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夏の夕暮れと村上春樹と犬の寝顔

夏の夕暮れ、ウィスキーを飲みながら村上春樹のエッセイを読み、犬の寝顔を眺める。至福。

わたしは本を読むのが好きだ。

唯一の趣味と言っていい。

それが最近、本を読む集中力がなくなってしまった。

昔は日がな一日読書に勤しんでいたというのに。

幼少期、横浜の有隣堂に行くと祖父に10冊程本を買ってもらっていた。

6階建てのビル全てが本屋さんで、一日中でもそこにいられた。

本をよく読んでいたせいか勉強しなくとも国語の成績はよかった。

後に舞台の脚本を書くようになるのもこの時の読書体験があったからだろう。

わたしの好きな作家。

村上春樹、江國香織、よしもとばなな。

王道すぎて言うのが些か恥ずかしい。

でも好きなのだから仕方ない。

小説の空気感が大事なのだ。

今は、江國香織の「去年の雪」、村上春樹の「猫を棄てる」、「村上T」、他にも何冊か併読している。

集中力がなくてなかなか一冊が読み切れないのだ。

本を読む集中力がなくなってしまったのはほんとに困りものだ。

友人によると携帯の使いすぎが原因らしい。

確かにわたしはあらゆるSNSを利用しているし、一日中携帯を眺めていることが多い。

どうにかしなくてはならない。

TVを消して携帯を置いて読書に勤しもう。

今日は涼しくて読書日和だ。

ベランダで一杯やりながら本を読もうか。




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