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チャットGPT使ってる?

このところチャットGPTのアルトマンさんの解任・復帰の話題で持ちきりだけど、Softbankの孫さんも、チャットGPTを使っていないと日本はダメになるてなことを息巻いていた。それってあなたの商売に寄与せよってことでしょと思いながら、やっぱり心のどこかで、使うべきところは使ったほうがいいと思っている。

というのもこの夏、大変な目にあったから。クライアントが夏季休暇の10日間に350個の商品コピーを100字以内でまとめて仕上げないといけないという無茶苦茶な仕事を受けてしまったからだった(最初の話ではもっと少なかったのだけど)

1日も休まず1日8時間以上、資料を調べながら書き続けた。どんなに頑張っても1時間5個しかできない。1日多くて40個。9日間かかる。さらに全てチェックをしないといけない。精神的にも体力的にも疲労困憊して、とうとう仕上げた後コロナにかかってしまった。相当無理して、免疫力が落ちたのだと思う。

この時、つくづく人間の能力の限界を感じてしまった。書くスピードにおいては自信があった私でも「ああ、チャットGPTがあればな〜」とフト頭をよぎったのだ。こういう時こそAIの力を活用すべきだ。ワードを放り込んで、100字以内に規定しておけば、たぶんあっという間にできるだろう。私は出来上がりのチェックをするだけでいい。

まあ、仕上がりがどうなるかの懸念はあるが、試してみてもいいと思う。最初はギクシャクするかもしれないが、AIが勝手に学習してくれると思うので最終的にはいいところまで行くのではないか。

そうなると、コピーライターの仕事がなくなるという懸念がある。でも、コピーライターは、逆にもっと高度な仕事をすればいい。情報を上手にまとめて表現するというのはあくまでこれまでの仕事の一つであって全てではない。マーケティング分析による企画立案、コンセプトメイキング、ビジュアルアイデアなど、やることはいろいろある。すでにコピーライターなる職種は、絶滅危惧種になっている(気がする)。なので、チャットGPTを上手く使いこなすことが、スキルの一つになればいいのである。

ただし、あくまでこちらが主体で「上手く使いこなす」場合に限る。

いつの間にか、AIが全てやってくれることに慣れて、勉強しなくなり技術を磨かなくなると、本当に人間自身が絶滅してしまうかもしれないからね。

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