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「鬼滅の刃 絆の奇跡 そして柱稽古へ」を見てきたよ!

こんにちはセカンドストライクです。遅ればせながら現在「ワールドツアー」と題して全国の劇場で公開中の「鬼滅の刃 絆の奇跡 そして柱稽古へ」を見てきたのでその感想をサラッと書いていきます。
一応物語の内容などの重大なネタバレは伏せるつもりで書きますが、感想なので匂わせが全く無いとは言い切れません。なので敏感な人は閲覧を遠慮して頂くようお願いします。


刀鍛冶の里編 最終話


©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

去年に刀鍛冶の里編が劇場で公開された時には遊郭編の最終話(正確には11話+最終話)が同時上映となったように、今回も刀鍛冶の里編の最終話がいわゆる抱き合わせの形で上映されました
この手法には賛否両論あると思います。一度テレビで放映されたものをなぜわざわざ劇場で上映するのか、最新の映像だけを見たいという人がいても不思議ではありません。実際に劇場に足を運ぶと、上映の後半部分から席に着く方もいらっしゃいました。
私も最初は「同じ映像をまた見るのか」と、正直言うとあまり気乗りはしませんでした。しかし実際に上映が始まると映画館の音響環境が素晴らしいこともあり、テレビやパソコンのモニターで見た時とはまた違った印象を受けました。特に音響の影響は強く、当時視聴していた時には気付かなかった音の違いに気付くことがあり、「ここのBGMってこんな音が鳴っていたんだ」と新たな発見があったのも面白かったです。
新映像だけを見たいという方の気持ちは理解できますが、せっかくなのでこの機会にもう一度刀鍛冶の里編の最終話をご覧になることを個人的にはオススメします。私は一度見た映像のはずなのに、音響効果のお陰か目頭が熱くなり、不覚にも涙が溢れました。およそ一年ほど前の記事でも書いたと思いますが、私は個人的には遊郭編よりも刀鍛冶の里編の方が思い入れが強く、心を動かされた事も関係あるかもしれません。

柱稽古編を見て


©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

さて肝心の柱稽古編ですが、刀鍛冶の里編から一年ほどで上映された鬼滅の刃の新作であるにも関わらず、遊郭編や刀鍛冶の里編ほどの盛り上がりはないように思えます。「稽古」とタイトルにもあるように、今回で何か大きな戦いがあるわけでも無く、あくまで主人公とその仲間が来る決戦に備えての訓練を描く内容である事は想像できるかと思います。
日本語で言えば「箸休め」、英語で言えば”Filler arc”(重大な物語の前に挿入される緩和的なエピソードで、ファンの間では実質無くてもいい話の場合が多いのであまり良いニュアンスは持っていません)ではないかとの印象を強く持つ方もいるかもしれません。しかし、この「柱稽古編」は派手な展開こそ無いものの、今後の物語を形成する上で欠かせない情報が盛り沢山です。
今回の第一話だけを見ても、決戦に向けての重要な展開が含まれました。また、派手な展開は無いと前述しましたが、冒頭には柱によるちょっとした戦闘もあります。さらにその戦闘の中でも今後の決戦を予感させる重要な情報が含まれていました。どの柱が戦うかについては、是非とも劇場でご覧ください。

鬼滅の刃と言えばufotableの美麗なアニメーションが毎回話題になっています。遊郭編や刀鍛冶の里編の終盤の作画には、テレビ放映時に「これはもう劇場版レベルだ!」との感想を抱いた人も多いことでしょう。
しかし裏を返せばそのレベルの作画が鬼滅の刃では昨今当たり前になって来ており、今回上映された柱稽古の一話では客観的に見てその作画レベルが高いとは言え、劇場に足を運んでお金を払うほどの特別感があるかと言えば微妙なところです。毎回素晴らしいアニメーションを提供してくださっているスタッフに対してこのような感想を抱くのは少し理不尽かもしれませんが、まあそこはあくまでも今後にテレビ放映されるテレビアニメの第一話が劇場のスクリーンで見れるというだけの話。特別なのは「先行して最新映像を見れる」「劇場の特別な音響とスクリーンで見れる」の二点。内容自体に特別なものを期待したら肩透かしを喰らってしまうことは、事前に覚悟していた方がいいと思います。繰り返しになりますが、良くも悪くも「いつもの鬼滅が先行して劇場で見れる」以上のものはありません。

「特別」と言うことならば、今回は上映特典としてパンフレットが来場者に特典としてプレゼントされました。内容はと言うと、主人公の竈門炭治郎の声を務める花江夏樹さんのインタビューに、作画監督の作画修正イラストなど、下手をすれば普通のパンフレットとして販売しても遜色ないものが付属されています。熱心なファンであればこの特典は嬉しいと思いますので、是非ともゲットして見てください。

さて、自分で書いていて驚くほど感想を書くのが下手だと痛感しましたので、長々と書かずにそろそろこの駄文をまとめたいと思います。
前述した通り、今回の劇場公開は一言で言えば「いつもの鬼滅の刃がテレビ放映より先行して劇場の大スクリーンと大音響で見れる」という以上のことはありません。ただ鬼滅の刃ファンの方はご存知の通り、普段のテレビ放映エピソードが既に劇場版レベルのものであり、良く言えば「然るべきクオリティの作品が相応しい舞台でお披露目された」、悪く言えば「いつも通りの物を劇場で公開しただけ」と言うことです。ちなみにセカストは感覚として前者の意見が七割、後者の意見が三割といった具合です。この感覚は人によって分かれることでしょう。
ただ今回の上映は劇場にもよるかもしれませんが、通常の映画作品よりもチケットが割安となっているので、その点は普段映画を見るよりも気軽なのかなと思いました。パンフレットも付属しているので、金銭的な不満はありませんでした

最後にアニメリアクターの翻訳をしているセカストの視点を付け加えると、「これを海外の人が見たら興奮するだろうなぁ」と思いましたそれを踏まえてひとつ注意点としては、最後はやはりというか、クリフハンガーで終わります。一週間に一話のテレビ放映と違い、悶々と続きが気になる時間が増えることは必至なので、そこはお覚悟の上劇場に足を運んで頂けたらと思います。

以上です。劇場公開を見た方がいらっしゃいましたら、宜しければコメントで感想など頂ければ幸いです。


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