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タイにも四季がある?

タイは熱帯気候ですね。

しかし、タイ語には春夏秋冬の単語があります。

春=ฤดูใบไม้ผลิ(ฤดู:季節・ใบไม้:葉・ผลิ:芽吹く、の意味)
夏=ฤดูร้อน(ฤดู:季節・ร้อน:熱い、の意味)
秋=ฤดูใบไม้ร่วง(ฤดู:季節・ใบไม้:葉・ร่วง:落ちる、の意味)
冬=ฤดูหนาว(ฤดู:季節・หนาว:寒い、の意味)

タイは雨季・乾季・暑期の3シーズンしかないのに、なぜ四季の単語があるのだろうと疑問でした。

先日、ポッドキャスト「ゆる言語学論」を聞いて、その答えが分かったんです!

「ゆる言語学論」のとある回で、英単語springの語源について解説していたのですが、

springは春の意味以外にも、バネ泉、湧き水の意味があるのは知られていますよね。

さらに自動詞だと下記の意味もあります。

【spring】
意味:跳ねる、跳ぶ、はじく、〔~から〕生じる、〔~から〕湧き出る
(出典:英辞郎https://eow.alc.co.jp/

これらの意味から、springという単語は、こう、上へ向かって飛び出すイメージが共通していることが分かりますよね。

つまり、春という意味は、元々は草木が地面から芽吹くところから由来しているのだそうです。

そこで冒頭のタイ語に戻ります。

タイ語で春は、「ฤดู:季節・ใบไม้:葉・ผลิ:芽吹く」で表します。そう、英語と全く同じなのです!

もちろん秋も、英語ではfall(葉が落ちる)、タイ語でも「ฤดู:季節・ใบไม้:葉・ร่วง:落ちる」といいます。

おそらくですが、タイ語の春夏秋冬は英語から取り入れたものなんですね!

タイに四季はありませんが、国際社会に合わせて使うようになったんでしょう。

思わぬ形でタイ語の単語の謎がとけて、スッキリしました!

すごくうれしくて、誰かに話したかったんですけど、おそらくタイ語が分かる人じゃないと共感してもらえないと思ったので、ここで伝えさせてもらいました。

他の外国語でもあるのかな?「〇〇語もそうだよ!」っていうのがあったら、教えてくださいね!



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