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どれが簡単?中国語・タイ語・韓国語①

私は中国語・タイ語・韓国語の学習歴があります。

3つの言語の中でどれが日本人学習者にとって一番簡単か?それは、

圧倒的「中国語」です!

タイ語・韓国語と比較しながら、その理由を見ていきましょう。

数回に分け、今日はタイ語との比較を紹介していきます。

(あくまで私個人の意見です…耳がいい人はタイ語が苦ではないでしょうし、文法や活用が平気な人は韓国語が合っているでしょう。)


中国語がタイ語より簡単な理由は発音です。(ちなみに声調は両方あります。)

ポイントは2つあります。

中国語がタイ語より簡単な理由①:単語が母音終わり

ひとつ目は、中国語は単語がほとんど母音で終わることです。

例:我想学习中文对话(wo xiang xue xi zhong wen dui hua

音節の終わりが、"n" "ng"以外は全て母音です。

そのおかげで、同じく子音終わりがない(開音言語というらしい)日本語母語話者にとっては、中国語はかなり聞き取りやすいのです。

(まあ"n"と"ng"の区別には苦労しますがね…)

一方、タイ語は英語同様、子音終わりの単語だらけです(閉音言語というらしいよ)。

例:ผมอยากนั่งรถไฟครับ(phom yaak nang rot fai krap

"m""k""t""p"などで終わる単語がいっぱい並びますね。

これが日本人には難しい!全く聞き取れないし、自分も上手く発せられません。

なんていうか、会話していてストレスになります。(笑)

そんなわけで、「発音がほぼ母音で終わる」という点が、中国語が日本人学習者にとって簡単である理由のひとつです。

開音言語であるか、閉音言語であるかは、日本人にとって学習難易度を大きく左右する要素だと言えるでしょう。


もうひとつ、中国語がタイ語より簡単な理由②をお伝えしたかったのですが、長くなってしまったので、本日はいったんここで終わります。続きはまた明日…


ちなみに…

世界的には開音言語の方が圧倒的に少ないそうです。

日本語以外のメジャー言語では、スペイン語、イタリア語ぐらいみたい。

たしかに高野秀行さんもスペイン語は簡単だって本の中で言ってたな…



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