世界共通?「母」と「父」の発音~日本は母よりごはんが重要だった!?~
私は英語、タイ語、中国語、韓国語と様々な言語に触れてきましたが、「母」と「父」の単語は、いずれの言語も発音に共通点があります。
それは、「母」は"m"の音、「父」は"p"あるいは"b"の音が入ることです。
母
タイ語:แม่(mee)
中国語:妈妈(mama)
韓国語:어머니(omoni)
父
タイ語:พ่อ(phoo)
中国語:爸爸(baba)
韓国語:아버지(aboji)
特に母に関しては、英語がmom,motherであるように、世界的に見ても"m"の音ばかりですよね。
これは赤ちゃんがmの音を発しやすいからだと言われています。
ほとんどの赤ちゃんが最初に発する語が、"m"で、次が"p""b"であることから、多くの言語で母・父に"m""p""b"の音をあてたんですね。
では日本語は?
ここからは聞き集めた知識による私の推測です。
日本語では、赤ちゃんが最初に発するであろう"ma"の音に、マンマ(ごはん)の意味をあてちゃいました。(ごはん、大事ですから!)
なので、母に"m"は使えません。(それでも現代は「ママ」呼びが普及しているので若干混乱!)
そこで日本語では、「母」の呼び方に、赤ちゃんが"ma"の次に発音しやすい"pa"をあてていた可能性があります。
実は、日本語の「は行」は、昔は「ぱ行」で発音していたと言われています。(ゆる言語学ラジオで紹介されてるよ~)
つまり、母は”ぱぱ”と発音することになるので、昔の日本では母親を”ぱぱ”と呼んでいたと推測できるんですね。
ならばお父さんはどうなる?
父は”ちち”のままだったのではないでしょうか。
昔は父子の関係性が遠かったので、赤ちゃんは「父」を呼ぶ機会があまりなかったんじゃないかと思われます。
母”ぱぱ”の次に、婆”ばば”がくるのも、納得できますよね~。
どなたか日本語の「父」「母」呼び、詳しい方いらっしゃいますか?
もちろん世界の「父」「母」呼びでもおもしろい話があれば、ぜひ教えてくださいね!
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