「後遺症の正体」 新型コロナウイルス感染
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新型コロナに感染して、数週間~数か月の治療で回復した人達に、後遺症が頻発しています。
その代表的な症状は
「息切れやけん怠感、疲労感、記憶の喪失」
東京・渋谷区にある診療所(ヒラハタクリニック)では、新型コロナウイルスの“後遺症”とされる症状に悩む人の受診が相次ぎ、年末年始もオンライン診療で対応することにしています。
症状が軽い「軽症」とされ、宿泊施設で療養したあとに“後遺症”とされる症状を訴える人が多いということです。
記憶の喪失に関しては、原因は、新型コロナ感染での全身の炎症による、脳の記憶を阻害するタンパク質の産生が指摘されています。
こちらは、時間の経過で解消されるともいわれています。
問題は「息切れやけん怠感、疲労感」。
実はこれらの原因は、「サルコペニア(筋肉減少)」と言われています。
なにせ比較的長期の治療(入院も)による自粛生活で
平均して"10kg"もの筋肉が減少。
ふつうの入院生活2週間でも、25%の筋肉が減少します。
また、筋肉自慢の若者ほど減少幅が大きく、2週間で40%近い筋肉が消滅(汗)
通常の生活に使われる筋肉は、一度筋肉が失われてしまうと、数倍の時間をかけても元の状態には戻らないのです。
これが入院生活で、歩行困難⇒要介護 になる人が急増する理由ですね。
筋肉量は、20歳をピークに加齢により徐々に低下して、50代以降の減少は急激です。
この筋肉量の大幅減少による「サルコペニア(筋肉減少)」により
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その要介護突入ルートは、
高齢者の"低栄養"が大きな原因となり
①フレイル(虚弱)
虚弱になり、筋力が低下して歩く速さが遅くなる。
⇓
②サルコペニア
筋肉が大きく減少。
⇓
③ロコモ(要介護)➡ 寝たきり
骨や関節、筋肉の障害により歩行や日常生活に支障。
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筋肉の減少で身体機能が低下する「サルコペニア」になる前に、運動により筋肉を増加させるには
「ウォーキングなどの有酸素運動とスクワットなどの筋トレの組み合わせ」
が必須となります。
新型コロナの感染から回復した人たちには、筋肉の回復が最需要ポイントになりますが、感染拡大での自粛生活の継続で、さらに悪化のケースも。
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