「動脈硬化」の主因は、多すぎる"中性脂肪"
動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や心不全、脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)などを発症して生死にかかわります。
有名人の脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)例としては
長嶋茂雄さん(脳梗塞)や西城秀樹さん(脳梗塞 故人)。
私(70歳)の場合は、60代半ばに、メタボ諸病(糖尿病、高脂血症、肥満)を発症し、1年で自力で直したものの、油断して「プチ脳梗塞」を発症しました。
朝目覚めると、視野が赤黒くてビックリ。右目が失明していて(1日だけでした)、ネットでググルとプチ脳梗塞(一過性脳虚血発作)でした。
その「動脈硬化」の主因は、多すぎる"中性脂肪"ということが判明。
「動脈硬化」とは、動脈の内皮細胞の裂け目に、小型の悪玉(LDL)コレステロールやレムナントが入り込み、それをマクロファージが食べて排除しますが、多すぎるとマクロファージの死骸がつみかさなり、カユ状になり膨れてプラーク(コブ)となり、血管を狭くして、硬くモロくしてしまいます。
悪玉といわれるLDLコレステロールの中でも超悪玉が、"中性脂肪"が原因で増える、粒子がより小さい小型LDLです。
レムナントは、"中性脂肪"などがタンパク質と結びついたリポたんぱくが分解して屑状になったものです。
つまり、プラークの中身の原因となる「小型の悪玉(LDL)コレステロールやレムナント」は、多すぎる"中性脂肪"が原因で生成されます。
悪玉(LDL)コレステロールは、大切な役目があり、LDLは、主に肝臓でつくられたコレステロールを全身に運ぶ、いわば「運送トラック」のような役割を果たしています。 一方、HDLは、余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す「清掃トラック」の役割を果たしています。
なので、動脈硬化の問題は、普通の悪玉(LDL)コレステロールを減らすのじゃなくて、「小型の悪玉(LDL)コレステロールやレムナント」を減らすのが必須ですね。つまり、原因となる、多すぎる"中性脂肪"を減らすことが、動脈硬化対策の基本ですね。
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