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我が家のじゃんけんチャンピオンシップ


みんなじゃんけん好き?

皆さんの家庭で「じゃんけん」が登場するときはどんな時だろう?
おやつ争奪戦?夕食のメニュー決め?テレビのチャンネル決定戦?

「じゃんけん」とは良く考えると実に興味深い解決方法で、「時の運に自身の意思を反映させる」というギャンブルの側面もありつつ、負けても妙な納得感があるのは「ぐーちょきぱーの最終決定権」が自身にあるためだろう。また、あいこになった時の読み合いの駆け引きもなかなか醍醐味がある。

そして「じゃんけん」 は極めて重要な物事の決定の場には登場しない。この手軽さも魅力の一つだね。

私にとってのじゃんけん

私は意見を交わす際、納得させる意見と覚悟があるなら相手を尊重する。これは家庭でも同じスタンスだ。意見交換でお互いが納得して終わるので、我が家では「じゃんけん」がなかなか登場しない。

そして私は昔から最初に「ちょき」を出すことを公言している

「ちょき」は「ピース」だ、私はいつでも平和的な解決を望んでいる。

そんなこんなで数少ない「じゃんけん」の場も、殆どの場合が私の敗北で終わる。(と言っても、5歳の娘はあまり理解していないので、家内との対戦結果になるが)

じゃんけんはデキレースではない

そんな我が家のじゃんけんチャンピオンシップが盛り上がる事がある。
相手が「ちょき」を出した時
これは相手がなにも考えていない場合もあるが、私にとっては「ガチンコ」じゃんけんの場へ私を誘う行為だ。(そう、FF4のボス、ルビカンテが戦闘前に回復してくれるような感じ)
この時はたかが「じゃんけん」だが、私にとっては楽しいひと時となる。

さあ!回復してやろう!全力でかかってくるがいい!

私が「ちょき」を出さなかった時
初めに言っておくと、どうしても負けたくないからこの行為を働くのではない。
理由は単純でボケっとしていて「ちょき」を出すことを忘れただけ。
面倒な事に、何となく出した手が「ぱー」の場合は特に場が荒れる。そう、相手は「ぐー」を出しているからだ。つまり「じゃんけんの敗北」と「人に裏切られた」二つのショックを同時に味わうのだ。

すまんて。そんな目で見んでくれ。

ちなみに私が「グー」を出した場合、あいこで読み合いが発生する
相手は「ちょき」が出ていない動揺、次こそは「ちょき」が出るのかの深読みなど、あいこの僅かな数秒で決断しなければならない。その次戦、相手はだいたい「ぐー」を出す。恐らく動揺で決断時間が足りない結果、「ちょき」の影に怯え、現在出している手と同じ型である「ぐー」が安牌に見えるからだろう。

おわりに

なんでこんなどうでも良い話を記事にしたのかというと、先日のじゃんけんで私がなんとなく「ぐー」を出したがために、悶着があったためだ。いや、悶着というほど重いものではなく、単なる会話だが、家内から見たら「ちょき」以外を出したことが裏切り行為に見えたようだ。でも勝ちに行くなら「ぱー」を出すという私の反論に彼女はぐうの音もでない。(う~ん、そんなところも可愛い。)

私にとっては家内が先手「ちょき」という人読み戦術を確実に利用していることを確認できたのだが、冷静に考えればこの「先手ちょき」作戦は記事の先頭に書いた「時の運に自身の意思を反映させる」というじゃんけんの魅力をスポイルしているようにも感じる。
というか、どうでも良い安い選択肢では負け、重要な択を通す時のみ効力を発揮するという勝負事として明らかにこちらに分がある戦術だ。(読者のご家庭でも是非、こっそり導入してはいかがだろうか?)

という訳で、明日からも我が家のじゃんけんチャンピオンシップは私の負けで平和に過ぎていくだろう。

「ちょき」をだすんだな。おまえにも家族がいるだろう・・・

余談

じゃんけんで絶対勝ちたいときに使う、一手三役の反則手「ぐーちょきぱー」、娘と私のじゃんけんでは何故かF1ドライバーのベッテルがとる「No.1ポーズ」だ。(5歳の娘はリアルタイミングでベッテルのこのポーズを見ていないのにやたらお気に入りのポーズ。私が見ていたF1総集編で学んだのかな?)
『じゃ~んけ~ん』
娘「ンナンバァーワァン!」
ワイ「負けたー!」
ん~、シュールだ。

手の甲を相手に向けて流暢な英語で「No.1」と言えば勝ち

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