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【ネタバレ注意】BUCK-TICK TOUR2020 ABRACADABRA ON SCREEN in 福岡サンパレス・その1


こんにちは。hirokoです。
今日はタイトルそのまま、先日のフィルムコンサートのライブレポです。
ネタバレ満載です。ご注意ください。

「BUCK-TICK TOUR2020 ABRACADABRA ON SCREEN」とは

2020年9月21日発売のアルバムを掲げたフィルムコンサートツアー。
新型コロナウイルスの感染拡大により通常のコンサート開催が困難なため、政府発表のガイドライン等を考慮し、このような形での開催を決定。
上映されるのは、本ツアーのために撮影された最新コンサート映像。
ツアー時と同じ音響機材や照明を使用し、臨場感あるステージ映像を楽しめるようになっている。
東京・立川を皮切りに全国23カ所で、入場人数を半数以下に減らし昼夜2回公演が行われる。

「BUCK-TICK TOUR2020 ABRACADABRA ON SCREEN」ツアー日程

9月26日 東京・立川ステージガーデン(2回上映)
10月3日 福岡サンパレス(2回上映)
10月4日 広島上野学園ホール(2回上映)
10月9日 群馬・高崎芸術劇場(2回上映)
10月11日 栃木・宇都宮市文化会館(2回上映)
10月18日 静岡市民文化会館(2回上映)
10月24日 パシフィコ横浜(2回上映)
10月25日 東京・昭和女子大学 人見記念講堂(2回上映)
10月31日 仙台サンプラザホール(2回上映)
11月1日 東京・LINE CUBE SHIBUYA(2回上映)
11月3日 ロームシアター京都(2回上映)
11月7日 愛知・日本特殊陶業市民会館フォレストホール(2回上映)
11月8日 神戸国際会館こくさいホール(2回上映)
11月12日 埼玉・大宮ソニックシティ
11月21日 岡山市民会館(2回上映)
11月22日 香川・サンポートホール高松(2回上映)
11月27、28日 東京・中野サンプラザボール?2回上映)
11月29日 千葉県文化会館(2回上映)
12月4日 札幌市教育文化会館
12月6日 東京国際フォーラム(2回上映)
12月11日 長野・ホクト文化ホール
12月12日 石川・本多の森ホール(2回上映)
12月19、20、26日 グランキューブ大阪

ツアーの詳細は公式の特設サイトをどうぞ。

***

はじめに

フィルムコンサートだし、ツアー始まったばかりだし、レポってどうなの?とも思いましたが…書きます。
だって、あんなに素晴らしいものを観て、何も書かないなんて無理だもの。
長文です。無駄に長いです。ちょいちょい脱線して妄想も入ります。
よろしければ、お付き合いくださいませ。

これ以降、セットリスト・ツアトラ画像はじめネタバレし放題です。
情報なしでこれからのツアーに臨みたい方は、くれぐれもご注意くださいませ!!!


それでは、ネタバレ満載フィルコンレポ、はじまります。

***

開場~入場まで

2020年10月3日、福岡サンパレスでの昼の部に参戦。
1階席のため、入場開始は12時~。
今回、感染防止対策の一環として座席によって入場時間が決まっています。
10分ほど前に会場到着したところ、すでに入場待ちの列が。

とりあえず、まずはツアトラ撮影。
フィルムツアーなのにツアトラがあるとか!
もうね、ファンへの愛ですよ。優しさですよ。
会いたい!が募っているファンに、いろんな形でABRACADABRAの世界を届けてくれるBUCK-TICK。
その優しさがたまらないよね。あぁ、もう好きだよ。大好きだよ。
(わたくし、この自粛期間中のBUCK-TICKの優しさに「好き」がものすごい勢いで増して、会えない寂しさと相まって暴走気味ですw)

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あぁぁもう、かっこいいよ。美しいよ。たまらないよ。
あっちゃん、なんでそんなに綺麗なの。
と心の中はハイテンションで撮影しまくり、大満足で入場待ちの列へ。

この時点ですでに、いつもとは違う空気。
いつものあのざわざわした熱気は一切なし。
主に黒やレースを纏った人たちが、無言で整然と並ぶという不思議な光景が。

入場

さて、いよいよ入場です。
気になっている方も多いであろう感染防止対策。
福岡ではこんな感じでしたよ。

・入場前にチケットと身分証明書を手元に準備。
・入口でサーモグラフィーでの検温、消毒液(たぶん)の噴霧あり。
・足裏消毒用の青いマット設置。
・前の人の入場が終わるまで、距離をとって待機。
・呼ばれたら所定の位置まで進む。
・スタッフによる本人確認後、チケットの半券を自分で切って台の上へ。
・その後、スタッフが両手に消毒液を掛けてくれて、入場。

いつもより時間はかかるけれど、特に混乱もなくスムーズに進みました。

「身分証明書しまってくださいね」
「チケット一旦しまってくださいね」
「消毒液かけますね」と丁寧に声をかけてくれるので、焦らなくてもいいし安心感もある。
感じのいい男性スタッフで、入場前の変な緊張感が少し緩みましたよ。

お手洗いとホールの入口扉付近にも消毒用のアルコールが設置。
入場はしたものの、早々に着席するのもどうなの?みたいな微妙な空気^^;
とりあえず人が増えるまで、ロビーで待機。

開演前

スクリーンでは、何度かこの映像が流れていました。

スクリーンのあっちゃんに、うるうる。(早い)

上映開始15分前くらいに着席。
座席は、隣とひとつおき、前後をずらしての配置。

視界をさえぎられる心配も、隣を気にする必要もなくてノンストレス。
ソーシャルディスタンスってなんだよ、って最初の頃思ってたけど(笑)
パーソナルスペースが守られるって、すごくありがたいし、ほっとする。
そもそも人と近づくの苦手だし、公共の場所で他人との距離が近すぎると辛い。
近くても仕方ない、それが当たり前って思ってたけど、実は密ってすごいストレスだったんだな!ってこの数か月で気がつきました。(ライブハウスは別だけどね)

・・・おっと、脱線した。

会場に漂う静けさと妙な緊張感。
今井さんのインスタ投稿「立っていいいからね~」で初日よりリラックスするのかな?と思いきや、みんなの戸惑いと緊張で満ち満ちる場内。

フィルムとはいえコンサートのはずなのに、そうは思えない異様な空気でした。(ツアー2日目だし、参加する方は初日みたいなもんだからドキドキよね。)

そのしーんとした場内に流れるアナウンス。

「本日は、BUCK-TICK TOUR2020 ABRACADABRA ON SCREENにご来場いただきありがとうございます。公演に先立ち・・・」

会場に響くあっちゃん(ボーカル・櫻井敦司)の低音ボイス。
息を飲む。心の中できゃぁぁぁ!!!って叫ぶ。
マスクの下でにまにましながら、耳が釘付け。
(しーんとしてたけど、きっとみんなニマニマしてたはず)

あっちゃんの「アブラカダ~ブラ」の言い回し、巻き舌、好きなの。
ちょっとはにかんで、微笑んでいるような、優しい声。
一生懸命読んでくれてるのが伝わってきて、きゅんきゅんする。
時々、今にやっとしたでしょ!悪だくみしてる子供みたいな顔してるでしょ!って声から浮かぶ表情も愛おしくて、ニヤニヤがとまらない(←早々に壊れている)

はあぁぁ~♡ってなりながら、全身を耳にしてアナウンスを堪能。
あんなに真剣にアナウンス聴いたの初めてだわ。

映像化の際は、このアナウンスもぜひ収録していただきたい。
これだけ何度も聴けるわ。てか、ヘッドフォンで聴きたい。
あの声を独り占めして、あっちゃんの姿を想像して、にやにやしたい♡

さて、照明が落ちていよいよ開幕です。

本編(中盤まで)

流れ出すSE。
拍手するの?していいの?みたいな戸惑いが会場を包む。
ちょっと遠慮がちな拍手が起きる。

SE
PEACEのきらきらした音とともに、スクリーンに繰り広げられる文字や不思議な図形。
メンバー登場前に映像と音だけで異世界へ連れて行ってくれる、期待が高まる感じは、フィルコンでも健在。
拍手する?していい?という戸惑いは、ここでも^^;

月の砂漠
アニイの力強いドラムとコーラスが体に響く。
あっちゃん曰く「ドンドコワッショイ」な曲からスタート。
これは・・・意表を突かれる幕開けでした。

歓声が一切なくて静かな分、あっちゃんの声に包まれる感覚がすごい。
音が、声が、全身に響いて震える。
スクリーンや床には中東の宮殿のような映像が流れ、その中を黒いマントを翻しながら舞い踊るあっちゃん。
あぁ・・なんて美しいの・・・。まるで夢のよう。
などと、広く遠い場所を思いうっとりしていたら、エレクトリックな音で引き戻される。

ケセラセラ・エレジー
なんだろう。なんか、きらきらしてた。映像も、メンバーも。
ファファファで中指を立て、ラララでハートをつくる今井さん(ギター・今井寿)。

江戸前(byあっちゃん)のアマエビ(byユータ=ベース・樋口豊)風衣装がお似合いでした。
あっちゃん、きらきらだからコハダって言いたかったのかな。かわいすぎるな。
ユータが本気で間違ってんのも、可愛いよな。
50を過ぎたオジサマたちのやり取りがそんなんって、仲良しで可愛すぎてニヤニヤするわ~。

あっちゃんの衣装は全身黒。マント、つば広めの帽子あり。少し幅広のパンツ。上着は袖あり。(二の腕の露出はございません。)
ヒデさん、ユータも黒。アニイは上着が白。・・・雑でごめんなさい。
今井さんの衣装はインスタで見られるから、ぜひそちらで!

獣たちの夜
もう獣きた!!!これは手拍子でも盛り上がれるやつ!
って張り切ったのに、嘘やん!ってくらい静か。
前も隣も手拍子しないし、微動だにしない。(前方ではちらほら動きが。)

イントロだけで飛び跳ねたい気分なのに、この曲で踊れないなんて何の修行!?じっとしてるなんて無理!と遠慮しつつリズムをとる。

初日、着席でリズムをとっていた友人が隣の人に怒られたって話に加えて、1曲目から立っていた人がスタッフに注意されて座らされちゃったのね。
今井さんの一言があっても、やっぱり立つのはダメなのか、あんまり動いて退場とかやだな、とかいろいろ考えて遠慮がちになってしまった。

立って踊れない分、全力で拍手する!と開き直る。
だってあっちゃんも「拍手での応援は大歓迎」って言ってたもん。

燃え盛るの映像炎が、生き物のようにスクリーンや床を嘗め尽す様が美しくて。
宇宙のようにもマグマのようにも見えるその躍動感と美しさに泣きそうになった。

SOPHIA DREAM
ゆらゆらと漂う妖し気な音。
メンバーそれぞれの立ち位置にダイヤモンドの図形が表れる。
それが、途中からきらきら光るダイヤモンドへと変化する。
~ルーシーと二人 眺める世界~で手をかざして遠くを見つめるあっちゃんが好き。

URAHARA-JUKU
気怠さから一転。
叩きつけるような音、挑みかかるような歌声。
夜の都会のギラギラした眩しさ、赤色灯。照明での演出が印象的。
突き放すように鋭い のに 優しい。
あっちゃんの歌声の激しさの中の繊細さにやられる。

注)以下、堕天使まで曲順が曖昧です

Villain
これは、かっこいい。かっこいいに決まってるやつ。(語彙w)
暴力的な音、畳みかけるツインボーカルに飲み込まれて陶然となる。
思考停止。気持ちいい。
揺らぎたい、揺れたい、壊れたい衝動が起こる音。

今井さん、マスクした時の目力すごいのはもちろんなんだけど、顎まで降ろしたマスク姿にもなぜか不思議な破壊力がある。あれなに?なんの魔力?
ラスト。~お前だ お前だ~とエフェクトのかかった声に合わせて呟きながらカメラに近づき、唇に寄せた手を投げKissをするように広げるあっちゃん。激しく糾弾しといて包み込むって、なにそれ。・・・好き。

凍える
凍える月の如き、真っ白な照明。
そのなかで浮かび上がる、白い手首。
~ねんねんころりよ~で赤ん坊をあやすようにゆらゆらと腕を揺らすあっちゃん。その人ならぬもののような妖しい美しさに、ぞっとする。
あんなに儚いのに、美しさが凄みを増している。
この曲の美しさは、泣ける・・・

舞夢マイム
映像は夜の繁華街。所狭しと並ぶネオン看板。
BUCK-TICK流・昭和歌謡、ムード歌謡。
突如会場に現れた場末感と、イントロからすでに楽しそうなあっちゃんにニヤニヤする。
「舞夢」「ユリイカ」と書かれた看板があった記憶が。

男性を演じる時に帽子をかぶり、女性で帽子を脱ぐあっちゃん。
普段と演出が逆で新鮮。(女性の時はヴェール着用)
立ち姿、手の動き、隅々まで「演じる」意識が行き渡っていて、楽しそうで。これ新たな「櫻井敦司劇場」だよなぁ。と思う。

~時間がないのよ~で手首を差し出す仕草が、昭和。
あの頃、女性は腕時計の文字盤を手首側にしていたんだよね。
その仕草の色っぽさ、艶めかしさにドキリとする。
でも、あんなに色っぽく時計見たことないわ…(遠い目)

背中のジッパに手をやる仕草、腰を落とす仕草もまた艶めかしい。
女性の時の声の出し方も、セクシーでドキドキする。
演じることへの躊躇が一切なくなった(むしろ全力で楽しんでいる)あっちゃん。どこまで色っぽくなるんだろう。どこまで危うくなるんだろう。ぞくぞくするなぁ。たまらんなぁ。
配信ライブの「ちょっとついていけない」の表情がすっごく!好きで期待していたのですが、今回あまり表情が見えず。
でも、いろんなあっちゃんを拝めて大満足よ♡
この曲好き。あっちゃんの巻き舌、いいよね。

堕天使
ライブ配信でも思ったけど、これすっごく懐かしい気がする。
2019年のDIQとライブ配信しか披露されてないんだよね。
でも、この曲の記憶がとんでるよ・・・。

ダンス天国
テーマがLGBTだからでしょう、スクリーンが虹でいっぱいに。
最後、虹色のハートになるというB-Tらしからぬカラフルさに驚く。
この曲の肝はねえ。あれですよ。
ヒデ(作曲者、ギター・星野英彦)の力の抜けたコーラス!
「あ~ん は~ん うぞ~むぞ~」が個人的にとにかくツボです(笑)
ライブだとヒデファンが悩殺されて大変なことになりそうね☆

あっちゃんが語尾で声をわざとらしく上げる感じとか、~その調子~以降の、絶妙にやらしい感じも大好き。
踊りたい。踊り狂いたい。この曲で踊れないとか地獄。

相変わらず周りが無反応な中、手拍子と控えめな手振り、あとは心の中で踊り狂いました。
ねぇみんな、なんでじっとしてられるの!?心の中では踊り狂ってるよね!?とか思いながら。
これ、ライブだと猛烈に楽しいやつ。ライブでみんなで踊り狂える日が早くきますように!
それにしても、この手のヒデ曲はあっちゃんのいろんな面を引き出してくれますね。ヒデ、ありがとう。(何様だw)

***

長くなりすぎて疲れたので(お前が言うなw)今日はここまで。
ここまで読んでくださった方、お疲れさまでした。
ありがとうございました。
続きます・・・

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