140字小説「星の絵の具」
少年は毎晩流れ星を拾って歩く。
集めた星は丁寧に色分けして瓶に詰め、いっぱいになると朝露と月光で絵の具にする。
その絵の具で描いた絵は、朝陽や月明かりに照らされると不思議な光を放つという。そして光る絵の前で耳を澄ました者には星々の囁きが聞こえ、遥か昔の遠い星での記憶が甦るそうな。
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少年は毎晩流れ星を拾って歩く。
集めた星は丁寧に色分けして瓶に詰め、いっぱいになると朝露と月光で絵の具にする。
その絵の具で描いた絵は、朝陽や月明かりに照らされると不思議な光を放つという。そして光る絵の前で耳を澄ました者には星々の囁きが聞こえ、遥か昔の遠い星での記憶が甦るそうな。
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