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オランダのローカルレストランで働く。

こんにちは!

今日はオランダに住む私の
日常の話を記事にできたらいいなと思います。

私は今、オランダのアムステルダムにある
ローカルレストランで週3日ほどアルバイトをしています。




ここで働くみんなは国籍も様々で
トルコ、インド、ルーマニア、ブルガリア他にも色々ですが
みんなオランダ在住歴が長いので
英語はもちろん、オランダ語の方がペラペラです。




そして、みんなが自由に働いているイメージです。
お客さんがいない時はすぐタバコを吸いに行ったり
家族と電話したり、サッカーの試合中継を見たり
メイクしたり、ネイルまでしてる人もいます。笑

仕事中も、しょうもないジョークで笑わせてくれたり
コーヒーを飲んだり、仕事終わりにはお酒を飲んでたり
とにかくみんな、ゆる〜く働いていています。


唯一、ウェイターのママが真面目で厳しいおかげで
みんなママには逆らえません。笑
ママのおかげでこのお店が成り立っているような気もしますが
とても自由でアットホームなこの職場が大好きです。



とはいえ、学生のアルバイトの子は
時間通りにちゃんと来た試しがなく
もはや無断欠勤なんてこともザラにあり
来たとしてもサボって座ってばかりと
さすがにママもお手上げ状態。


そのせいもあって
必ず時間通りに来て、サボらず働く私は
特に優秀なわけでもないのですが
「BEST WORKER!」「GOOD GIRL!」
と褒め称えられています。笑




ところが年末に事件が起きました。
10年以上ここに勤めているママですが
ついに疲労が溜まりに溜まって爆発し
「もうこんなのやってられない!辞める!!!」
と言い出し、みんな大慌て。笑

ママがいないとみんな本当に困るので
オーナーとシェフ主導の元、
みんなでママに二週間の年末年始休暇を与えることになりました。


おかげさまで私もその被害をしっかり被って
シフトがない日にも駆り出されたり
通常ウェイターが3人常時なところ
「今日は私しかいないの?!」みたいな日もあり
そんな日に限って満席地獄。

そりゃあ、こんなのが常態化していたママも
そりゃストレスが溜まるよな…と思いつつ、
「お願いだから早く帰ってきて…。」
と心底思いました。笑


オーナーも過去に働いていた人々に声をかけて
ヘルプに来てもらい、なんとか無事、二週間を終えることができました。


そんなママも母国に戻って元気を取り戻したようで
笑顔で帰ってきました。
みんなが改めてママの存在の大きさを痛感した二週間でした。
そしてまた日常を取り戻しました。


それ以降、
以前のようにウェイターが誰もいないと困るので
ママが休みの日は、私がお店のオープンを任されるようになりました。

英語が得意ではない私は
英語の理解不足が原因で突然クビにされたこともあったので

このお店には迷惑をかけないようにと思って
自分なりに一生懸命働いていましたが
こうして必要としてもらえることはとても有り難く嬉しいです。

「置かれた場所で咲きなさい」
とはまさにこういう事だなと思いました。


私は「自分を必要としてくれている人や場所のために働きたい」
思えるようになりました。
時には無理して背伸びをすることも大事かもしれないけれど
「自分の居心地のいい場所で、自分のペースで働く」
ということも大切だと思います。



問題児の学生バイトの子が仕事中にも関わらず勝手に作ってくれたストロベリーモヒート。笑






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