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【No.20】いよいよフィリピン留学へGO!

荷造りから渡航まで

フィリピンに行くには、パスポートと航空券があればいい。3カ月以内の渡航にはビザはいらない。ただ、たとえ1週間でもフィリピンに留学する場合はSSP(Special Study Permit=特別就学許可証)の申請が必要。でもこれは、受け入れ先の学校が政府の認定を受けたちゃんとした学校なら、代行してくれるので心配はいらない。申請の費用は、6000ペソ程度(日本円で12000円くらい。これプラス、学校が手数料を取る場合がある)。

持ちものとしては、着替え、ノート、筆記用具、電子辞書、パソコンやカメラ。スマホやカメラの充電器も忘れずに。

学生寮にはホテルにあるようなスリッパ、タオル、ドライヤー、ティッシュ、シャンプーリンスなどのアメニティグッズはないので必ず持参。ウエットティッシュもあると便利。トイレットペーパーを備え付けていない学校もあるので(私が留学したCNE1では備え付けられていました!)、ない場合は現地で早めに調達しないといけない。

Wi-fiは、どこの学校でも、ロビーなどの共有スペースでは使えるが、自室で使えるところとそうでないところがある。また、通信スピードは日本ほど早くないので、動画を見たり、写真をメールに添付して送る際には不便を感じるかもしれない(CNE1は高速のインターネット環境がある)。

着替えは、洗濯サービスが週3回あるので最低限で大丈夫。ただし、フィリピンの洗剤は洗浄力が強すぎるのと、仕上がりがあまりきれいでないこともあるので、高価な服は自分で洗濯するか、持っていかないほうが無難。

意外にないと困るのがコップなのでそれも忘れずに。歯磨きとか、大きいペットボトルの飲料を買ったときに使える。アウトドア用のスプーン・フォークセットもあると便利かも。寮は3食付きだが、夕食は7時に終わってしまうので、小腹がすいたときにカップ麺とか食べることもあるだろうから。

飛行機はLCCのセブパシフィックを利用。往復で6万円前後(時期によってはもっと安く入手できるかも)。機内食を食べる場合は、あらかじめネットで予約をしておく。機内でも注文できる。

マニラまで5時間。機内では映画などのエンターテインメントサービスは一切ないのでひたすら寝るだけ。でも5時間なら案外あっという間だ。

初日、巨大グモにビビる

取材でCNE1を尋ねたときは、高速バスに乗って自力で行った。国内でも、慣れない土地でバスに乗るのはとても不安なものだ。どこから乗るのか、どうやって降りるのかもよくわからない。どうやら、乗車時に、運転手に行先を告げればそこで下ろしてくれるようす。でも、運転手がうっかり止まるのを忘れたら終わりでは?と気が気ではなかった。夜遅く、真っ暗な田舎道に一人降り立ったときの不安ったらなかった。

今回は、せっかく学校の送迎サービスがあるのだから使うことにした(往復日本円で約5000円也)。

現地時間の15:15頃にマニラ国際空港に着き、無事、集合場所で学校スタッフと合流。別便で到着するS子ちゃんを2時間ほど待って、それから車で4時間。マニラの悪名高い渋滞にはまってゆるゆると走る。途中、高速道路を走ったが、高速道路はすいすいいけた。高速のサービスエリアで軽く食事をし、学校に到着したのは夜11時。結構疲れて眠かったが、明日の予定の説明。

S子ちゃんは6週間のコースなので、初日はスピーキングテスト、オリエンテーションと市内案内で終わりとゆったり目。1週間弾丸コースの私のスケジュールは、それプラス、4時間のマンツーマン授業があり、初日からびっしり。よーし、1週間がんばるぞ!と闘志が湧いてくる。

荷物を片付けたり、お風呂に入ったりして、もう12時。明日の朝食は7時から。6時には起きて支度をしたいし、日記も書きたいから(当日はその気力はなかった)もう寝よう、とベッドに入ると、天井に5cmくらいのでっかいクモが! うわ~、毒グモじゃないよね、と気になって眠れない。10分ごとくらいに目が覚めて、クモが移動していないのを確かめてはうとうと、また目が覚めてはクモの位置を確かめて……。何度目か忘れたけど、4時半くらいに目を覚ましたときにはクモはどこかにいっていた。怖いなー、部屋のどこかにいるんだろうなー。でも、きっと人間にそばには来ないと信じて、眠りに就く。

ちなみに、フィリピンではハエ、蚊、アリなどの虫はどこにいってもつきもの。部屋にお菓子とか置いたままにしていると、部屋に帰ったときには100%の確率でアリの大行列に驚愕することになる。

でも…、すぐ慣れるから大丈夫!!ごく自然に、ハエを手で払いながらご飯を食べたり、デスクの上のアリを素手で払ってノートを広げたりできるようになるはず。そんな自分を「強くなったな~」としみじみ思うのも、フィリピン留学の面白いところかもしれない。

一人部屋は快適!

寮の部屋について、ちょっと詳しく述べておこう。

取材でいろいろな学校の寮を見てきたけど、「新しくてきれい」と言われている寮でも、日本のビジネスホテルとか、ワンルームマンションのレベルをイメージして訪れてみたら、がっかりすることは多い。最初から、日本並みのクオリティは望まないこと。そうすれば快適に住めるのではと思う。

ただし、私が滞在した部屋は、その学校の中でも一番お高いランクの部屋なのでとても快適。自分の部屋でWI-FIが使えるのもありがたい。細かいことなのだが、シャワーでちゃんとお湯が出る、水圧もまあまあある(わりと、シャワーがちょろちょろしか出ないというところは多い)、トイレットペーパーが支給される、トイレットペーパーをトイレに流してもいい(ただし一度に大量に流してはだめ)、トイレ&シャワー室が分かれていてまあまあ広い、というところ。こんな細かいところをいちいち言うのはそうでないところが結構あるから。

特に、トイレ事情は女子的には気になるところで、トイレットペーパーを流してはいけないトイレだと、気分がちょっとダウンしてしまう。とは言いつつ、2、3日で慣れてしまうのも事実。(つづく)


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