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架空のラジオ

こんにちは、架空のラジオ、第一回目の放送です。
今回のテーマは、「今、私が一番届けたい曲」。都会の真ん中で枝に引っかかるビニール袋のように、あなたの心にも「何か」が引っかかれば幸いです。

一曲目は片岡鶴太郎の「スリラー温度〜ビートイット音頭」。ニッポン放送でOAされたラジオドラマ「マイケル・ジャクソン出世太閤記」(原案/小林信彦、脚本/藤井青銅、プロデュース/大瀧詠一)の挿入曲として使用されました。内容は、マイケル・ジャクソンがスターの座に登りつめるまでの過程を豊臣秀吉の出世物語に見立てたパロディードラマ。いかにも小林信彦。「春は曙 do what you can  男もすなる マッチョ・マン」といったように、古典とマイケルをミックスした独特の歌詞にも注目です。


二曲目は太子乱童「愛の絶唱」。この曲は山下達郎のサンデーソングブック「珍盤奇盤特集」で知りました。サビを聴けば「愛の絶唱」の意味が分かります。


三曲目は少年探偵団「恐怖の人間カラオケ・サウスポー」。言うまでもなくピンク・レディーのカバーです。こちらも山下達郎のサンデーソングブックで知りました。彼らは何者なのでしょうか。謎。まずアルバムのジャケットからカオス。ボーカルは勿論、伴奏も全て「人間」です。


四曲目は、デーボ「ビックリハウス音頭」。1974年から85年にかけて発行された雑誌『ビックリハウス』のノベルティソング。プロデュースは大瀧詠一です。高熱を出したときに見る夢のように、頭がクラクラする。録音には、ムーンライダーズの鈴木慶一や、あがた森魚、佐藤奈々子らも参加しています。


最後にお送りするのは、森本和子の「ハイティーン・ゴーゴー」。ハイティーン=思春期特有のエネルギーが迸る名曲(迷曲)。テケテケテケテケ。

今回はカオスな曲ばかり集めてみました。落ち込んだときや眠れない夜、ぜひ聴いてみてくださいね。



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