僕は歌を歌いながら家の外に出る それで通りかかった一人と互いに目配せをして 魂のシェイク•ハンドをする 意識が木のように上へ下へ伸びていって 雲にまで、マントルにまで届く すると現実の見せかけの緊張はほどかれて、僕らの根本的自由さと軽やかさが明らかになる そして再び二手に分かれて、このシェイク•ハンドを行い続ける すると重力は月のそれへと近づいていく 僕らはスキップしながら歩くようになる 警察官でさえ微笑みながら この地上が天国であることに気づく 魂のシ
震えは止まることができない 微振動は Xを感知させる 扉、それら無数の分離の扉 流れ、それら無数の接続の流れ 共に在ることについての最終的回答 Xが不用意にあなたを叩く Xが不用意にぼくを叩く Xが不用意にわたしたちを叩く この鼓動、この音楽に同期する運動体を人間と定義する しかしXは鼓動でも音楽でもない 運動体にそのように解釈されるだけだ 16bitの太陽光がこのような必然性へとわたしたちを肯定し否定する波長 それにしてもなんでこんな天球が浮かんでいる？ これもXの
線分の束に分解されたにんげん 色彩の重なりに分解されたにんげん にんげんがふるえている にんげんがあまりの驚きにふるえている にんげんが宇宙の波の上でふるえている あらゆるものの振動 にんげんとにんげんの引き起こす地震 わたしたちはのぼっていく わたしたちはのぼっていく わたしたちは絡まり合いながら わたしたちは線分に融けながら わたしたちは下降と重力を謌いながら わたしたちはのぼっていく のぼっていく 視力を失いながら のぼっていく 全てをみつめるための虹彩をもら
あれがあれであることの意味を これがこれであることの意味を あれがあれであることの力を これがこれであることの力を Aloof vuddha,khrist with shooter said so （冷徹な仏陀、銃を持ったキリストはそのように言われた） そのように言われた、私はその言葉を繰り返していた 、、、息が無限に反照する、、、脳髄と耳骨の結託によって身体の内奥から鳴らされる音は、極限の集中力を私に要求する、、、私は要求されていた、、、勇気を！、、、幾何学ではなく人称
極小の線分のなかに訪れる極大の白色 論理が人称化するものを視覚は一つの極小の線分の束に捉えているのだが 極小の線の束はすでに極大へと向かっている それは全体で薔薇であるかもしれないが 人類が描く大円の端で明滅し、減少するとともに増大へと向かっている根冠である 大円の先端は向日性を持ちつつ目的を自覚していないまま授粉をすでに行っていることを 私達は知っている この連帯へ贈られる花束 より強い線分の到来 極大の白色 推進力は敢然と停止し凡てが一つの停止に取って変わるのだが
健康になりたい ママの運転する車の助手席に座っている時 君は不健康だ 僕は誰よりも健康になりたい 砂糖で出来たお城にいたとき僕は健康だったのだろうか SUGURCRUSH！ 赤と青のうんち、カラフルな迷路 僕はそれらの風景をドライヴする 薬理効果のせいで無数の過去がありありと思い出せる 未来からの風、未来を可能にする風が吹いているのか分からないけど 僕の車の助手席に座っている未来の姿をした 健康な また眩暈が僕達を連れ去る
NEW・YEN NEW・YENはあらゆるメランコリーに対決を宣言する すなわち 訪れていることに 私達の内側で全く新しい通貨が流通していることに 彼の光彩は内部へ向かって気づいているのだが NEW・YENの微細で精密な運動を捉え損なっているがゆえに 自分自身をえれじぃのように感じる錯誤に陥っている とても損をしている その通貨は私達を太陽へ向かわせる通行証でもあるのに 僕達が神よりもむしろ向日葵に似ていく進化を遂げるためにより好ましい通貨 NEW・YENは私達に叫ぶ N
全く新しい速度をもった発光体があなた方の顔前に出現したと仮定しろ あなた方は、お前はそれから決して目を離してはならない、 お前よりそれは全く早い それは私達の誰よりも遅い その全く新しい速度だけがお前に与えられていると仮定しろ 身体へ、その速度を葉緑素としてのみ受容するためだけに与えられた身体の流れへ、強く流れていくその光だけが現実として能え(与え)られていると仮定しろ 音調(恩寵)が この文字すら反転していく 新しい流れの強かさ、優しさ、速さ、全体性、、、極小性を全
赤線地帯（1953） 溝口健二 太陽（2005） アレクサンドル・ソクーロフ 突然炎のごとく（1961） フランソワ・トリュフォー こんにちは、マリア（1982） J・L・G ドイツ零年（1948） ロベルト・ロッセリーニ 愛のコリーダ(1976) 大島渚 男と女のいる舗道（1962）JLG オリーブの林を抜けて（1994）アッバス・キアロスタミ 東京物語（1953）小津安二郎 麦秋（1951）小津安二郎 めまい（1958）アルフレッド・ヒッチ
今週あまりにも映画を見たので、ここに書き記す。 リオ・ブラボー ハワード・ホークス ミツバチのささやき ヴィクトル・エリセ エル・スール ヴィクトル・エリセ 無防備都市 ロベルト・ロッセリーニ ヤベンジャーズ チョコボール是枝 パーマネント・ヴァケーション ジム・ジャームッシュ ストレンジャー・ザン・パラダイス ジム・ジャームッシュ ダウン・バイ・ロー ジム・ジャームッシュ はなればなれに J・L・ゴダール 恋のエチュード フランソワ・ト
（＊この記事は今年2020年１月の取材に基づいて書かれたものです。実在の団体と実在の場所、非現実的だが尚も存命中の人物などと多少の関係がありますが、概ねのところ事実無根の戯言です。あらかじめご了承ください。） ――ウィリアム・シェイクスピア Ⅰ.(はじめに)：“余は如何にして関学の門を潜りしか” 己の理念に相応しい美を見出ださんと筆者がこの大学に足を踏み入れたのは、ちょうど秋学期のテスト期間にさしかかったばかりの頃のことだった。 関西学院大学は阪神間モダニズムの瀟洒な建
【政府お年玉キャムペエン、家賃に消える】 本日未明、長く期待していた大本営からの10万円が両親の意向に基づき西宮市の二ヶ月分の家賃及び瓦斯水道電気代に当てられることが私の家にて判明した。これを受けて私は両親に抗議(居間議事堂前デモ)するも「そんなのは当たり前」「君働いてないでしょ」などの正論の盾を振りかざし自尊心を押し潰し著しい損傷を与えた。更に「お前は何を期待していた」等の追い討ちをかける非人道的言質を展開した。 私はこれに「極めて遺憾」とし、大学のある西宮市への帰還を示唆
地上じゃない 僕は統語法の子供だった、統語法の子供である、あり続けるだろう僕は。どうしてあなたと話すことができないなんてことがあるだろう？空のない天蓋の下を歩く、僕の目に太陽は花咲かない。太陽は存在する太陽は存在するのだろうか確かめることはできない僕は太陽を見たことがない。僕の手元に残った言葉ではない、それは失われた言葉、なのよと母は僕に言った僕はそれを覚えている。僕は覚えている僕は言った、ではここはどこなのでしょう。母は僕に答えた僕はそれを覚えている僕は思い出す、地上じゃ
