この連帯へ贈られる花束

極小の線分のなかに訪れる極大の白色
論理が人称化するものを視覚は一つの極小の線分の束に捉えているのだが
極小の線の束はすでに極大へと向かっている

それは全体で薔薇であるかもしれないが
人類が描く大円の端で明滅し、減少するとともに増大へと向かっている根冠である

大円の先端は向日性を持ちつつ目的を自覚していないまま授粉をすでに行っていることを
私達は知っている

この連帯へ贈られる花束

より強い線分の到来 極大の白色
推進力は敢然と停止し凡てが一つの停止に取って変わるのだが
もうなにも喋りたくありません

授粉の結果がどのように実ったかを眼の前で知ることもできるが
移動子はもはや何も知ろうとしていない

スピンしろと命令する推進力に対し移動子はただ停止と凝視だけを要求している
この推進力と移動子の結合を友情と名付ける

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