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怖い絵👿カルト・アーティスト★エドワード・ゴーリーを巡る旅🖼️渋谷区松濤美術館

5月1年ぶりの東京で観た展覧会の1つ
エドワード・ゴーリー(Edward Gorey, 1925年2月22日- 2000年4月15日)。
アメリカの絵本作家。
本名はエドワード・セントジョン・ゴーリー(Edward St.John Gorey)同じですね。

現在、東京渋谷区松濤美術館で開催中のエドワード・ゴーリーを巡る旅をご紹介。
さすが渋谷区と思った立派な美術館。BUNKAMURAをもう少し上がった閑静な場所。
平日でも多くの人が訪れていました。

耳でサクッと聞くならこちら


「不幸な子供」とにかくどんどん不幸になる・・・・・・

エドワード・ゴーリーと言えば、黒いインク画白黒の絵本で有名。ドラキュラのイラストも有名ではないでしょうか?

今回絵本の内容をじっくり見て、「カルト・アーティスト」の名称は言い得て妙と納得しました。

名前と作風からイギリス人、19世紀くらいの人かと思っていました。
エドワード・ゴーリーはアメリカシカゴ生まれの作家、イラストレーター、デザイナー。本名なんですけどね。
彼は独自のスタイルで知られており、ダークで不気味なテーマや独特なイメージで作品を作り上げました。

ゴーリーの作品には変な生き物が多いんです。
彼のイラストは、細長い線で描かれた細密なディテール、影、骸骨や不気味なキャラクター、ヴィクトリア朝風の衣装などを特徴としています。
という作風からイギリスの人と思っている方も多いかもしれませんね。
私もそう思ってました。
子供向けにしたいと希望したようですが、あまりにも悲惨な最後ばかりで、出版社は渋ったようです。
大抵、どこか救いがあるでしょう?
でも、彼の作品には救いって何にもない。
気持ち悪い、かわいそう、悲惨という言葉が合う。
でもなんだか目が話せない。わけのわからない生き物も気になる。なんか気になるという感じ。
カルトってそういうものなのかもしれません。

「うろんな客」変な生き物が17年も家に住みつく?これは何?

ゴーリーはさまざまなメディアで活動しています。
彼の作品は書籍の表紙や挿絵、ポスター、舞台のセットデザインなどにも使われていて、
彼自身の作品も多数出版されており、一部は子供向けの本ですが、ゴーリーの作品は一般的には大人向けのものとされています。
会場に絵本がおいてあるので、座り心地の良いソファーに座って休憩がてら、ぜひ読んでほしい。「どんどん不幸になる」という意味がわかるはず。
でもはまります。
彼の人となり、晩年住んでいた地方の人たちとの交流なども知れる面白い展覧会。

有名な?「ドラキュラ」舞台のポスターかっこいい!

ダークで不気味なものが好きな人には、たまらない展覧会。カルトという分野は根強いですよね。平日にもかかわらず、来館者は意外にいて、熱心に見てましたからファンが多いんだなと実感しました。

私も彼の作ったタロットを購入しました。
当たり前に全部悲惨で、普通には使えないかも。
コレクション用に眺めて楽しみます。

タロット箱
これ、実際には使えない、かも

渋谷区立松濤美術館
https://shoto-museum.jp/exhibitions/199gorey/
2023年4月8日(土)~2023年6月11日(日)


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