怖い愛❤️🩹ルーヴル美術館展 愛を描く
昨日、京都市京セラ美術館でスタートしたルーヴル美術館展の真面目レビューをアートマインドコーチとして配信しましたが、
今日は、占い師魔法使いギータとして語ると・・・。
サクッと聞くなら
「愛」は永遠のテーマ。ご相談で圧倒的に多い。男女年齢問わずです。
一番、素敵で面倒なもの。
なぜって愛は1人では完結しないんです。
1人思うだけでも誰かがいるわけですよ。
犠牲的愛のテーマで神への愛もありました。でもこれも目に見えないけれど「神」という対象があります。
そして、人間には欲望があります。
ただ見ているだけでなく、手に入れたくなるもの。
さらに、相手の気持ち行動も思い通りにしたくなるもの。
相思相愛で、何の障害もなければ万々歳、ハッピーなのですが、そうもいかない方が多かったりします。
ルーヴル美術館展の展示の1章「暴力と魔力ー欲望の行為」の中でも一方的に気に入って略奪しようとするギリシャ神話や歴史画が展示されています。
ギリシャ神話の神様は欲望に忠実、たとえば、ニンフを追いかけるパンはニンフを追いかけ回して嫌がったニンフが最後は葦になって逃げ切るという有名な話「パンとシュリンクス」などギリシャ神話の神の暴力的な愛を描いています。まるでDVみたいな愛は昔からある。
そして、女性も負けていません。子供の頃からおまじないで振り向かせようとするのは女性ですよね?
「エンデュミオンの眠り」では、羊飼いの美青年エンデュミオンに恋した月の女神セレーネがゼウスにお願いして永遠の眠りにつかせて毎晩彼を訪れ眺めたと言われるギリシャ神話。勝手に自分のものとした訳です。こちらはサムネに使用しています。
この絵では女神は月として描かれています。
もうひとつの作品は
「リナルドとアルミーダ」
「リナルドとアルミーダ」は、16世紀末頃にイタリアの詩人タッソーによって書かれた叙事詩『解放されたエルサレム』に登場する恋人たちの話。
第1回十字軍がエルサレム奪回をめざして進む11世紀末のこと。
十字軍の勇士リナルドの活躍に、十字軍を壊滅するよう命を受けた美しい魔女アルミーダが差し向けられるのですが、二人は運命的な恋に落ちてしまう。
友人がアルミーダの愛の魔法にかかったリナルドを助けに来るのですが、それによって戦場に帰ろうとするリナルドにアルミーダは呪いをかけるのです。
愛は呪いってまさに。
自分のもとにいて欲しいのはわかるのですが、怖いですね。
アニメの「呪術廻戦」で私の愛する五条先生が「愛は呪いだ」って言うんですけど、まさに。
キューピッドの矢がハートに刺さると恋におちるのも魔法ですよね。
人の心って不思議だと古代からみんな思ったんでしょうね。何も見えなくなる。
ソクラテスが弟子を娼婦の館から引きずり出して勉強しろという絵もありました。
愛は魔法。素敵な魔法なら良いですが、呪いは怖い。
縛ることで引き止めるのは愛ではないかも。
あなたの愛はどちらですか?
京都市京セラ美術館で開催の「ルーヴル美術館展 愛を描く」は9月24日まで。
今日も最後まで聞いてくださってありがとうございました。
大阪の魔法使い、マインドコーチのギータでした。それではまたバイバイ
ルーブル美術館展、愛を描く公式H P
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