最後の日
今日で沖縄滞在は最後になる。振り返ってみると、今週の活動ぶりがすごかった。
考えてみたら、7つも行きたい場所に行っていた。
本当は去年行きたいと思って色々調べた場所だったのだ。ただ、去年は、元気になることで必死だった。
家でぼーっとしていたり、なぜか涙が出てきたり。そんな日々だった。
今年は、人に会ったり、いろんな場所を訪れたり、車を運転してみたり、と、アクティブに動いたものだった。
私にとって、一人、というものはとても居心地のいい空間なのだ。自分の好きなタイミングで好きなように活動できることは、自由以外の何物でもなくて、とてもありがたいことだった。
私がこんなに沖縄が安心するのは、沖縄ならではの空間があるからのように思える。まあ、大丈夫よ、そんな風に言ってくれる、文化のようなものが漂っている。
なにかしなきゃ、と追われている、追われていた私にとっては、意外なほど時間とともに価値観がゆっくり流れている、そんな場所だったのだ。
今回の滞在を通して、ずっとここに住んでいたら、母も穏やかな性格になったのではないか、と思った。
母も、いつも、何かに追われている人だった。いつも急かされているような、決まりごとに従って生きているような、そんな人だ。まあ、ここに居続けることになったとしても、危機感を持って、母は沖縄を出る決断をしたように思うのだけれど。
私の小さい頃の楽しい思い出は、沖縄の頃、小学校1、2年生で止まっているのだ。そのことにも、初めて気づくことができた。
沖縄での思い出が、小学生の頃の楽しい思い出の、ほぼ最後である。
心から楽しめていたのだろう。
それを実感できる、そんな旅だった。
今回巡った場所は、自然を感じる場所が多かった。自然を目の前にし、思うのだ。
私も、強く生きたいと。
色んな出来事があるとは思うけど、それでも諦めずに進んでいきたいと思うのだ。
あの荒波のように。何度も岩にぶつかり続ける、勇気をもって。
何度もぶつかられ続けても、ずっしりと動かず、そこに居続けられる、そんな強さを。
時には、動くことも大切だとは、思うのだけれど、あの自然のように、どっしりと構えることも必要ではないかと思えたのだ。
ここ数日、友人の相談を受けることもしばしばあった。そんな友人たちの話を聞いていて思うのは、そんな決まりはないよ、ということ。
悩んでいる時は、自分の中での決まりに苦しんでいることが多いのではないかということ。でも、その決まりは、自分の中でだけだと気づけたら、きっと少しは悩みへの解決策が出てくるのではないかな。
都会の人達は、時間に追われ、流行りに追われ、常に頭を回転させ、前に進むことが全てであるように感じる。
しかし、止まっていることも、ある意味での前進であり、そんな流れにゆられずに芯をもち、静かに在り続けることも、また、都会にいればこそ必要なのかもしれないと思う。
私は、多分、そんな早さに、きっと疲れていた。
次々に迫り来る問題と、それを解決できないやるせなさに、絶望していた。
でもここに来て、全てがリセットされたように思う。
どんなに悩んでも、今ある解決策はなく、時間が解決してくれるかもしれない、と思いながら過ごすしかないようだ、と、結論を出せた。
この日々は、きっと忘れられない日々になると思う。
たくさんの写真を撮ったから、それを見ながら、また、この時に、戻れたらいいなとも思う。
まだ時間はあるので、あともう少しの滞在を楽しもうかな。
また来年も、来れますように。
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