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#9 私と母の戦闘日記

それから、両親からの連絡はほとんどなかった。

その間に内定者懇親会があったり、今後の流れについての面談があったりと、就職先との連絡も取りつつ、来年から働くのか、という感覚が少しずつ出てきていた。研究もしつつ、就職先とのイベントもこなしつつの毎日はとても充実し、研究面では、もがきながら必死に取り組んでいた。

そんな中、母から連絡がきたのだ。ラインで長い文面が送られてきた。

「お父さんとも話したけど、何であの会社か分からない。」

「他にも、いい会社はあると思うから、就活し直してみない?」

そんなことを言われるようになった。

就活を終えて、次の段階へと進み出した私からしてみれば、その言葉はうざったく、そして、やっぱりか、という思いだった。ただ、ある程度の予測もしていたため、丁寧に丁寧に返事をしていたのだ。

しかし、日を追うごとに言葉は悪化していった。

「”あんな会社”はあなたには”合ってない”」

「私達はただ否定してるんじゃなくて、あなたのことが”よくわかってるから”、あの会社にいたら”だめになる”と言っているの!」

全ての発言に感情が乗っていることはわかるものの、言っていることに具体性がなかった。その点に関して質問しても的外れな返答がくるだけで、会話ができていないことが明らかなやり取りを、毎日のように続ける日々が続いた。

そんな生活は、ただのストレスでしかなかった。

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