私の原点

私が定期的に見返す記事がある。

それは、母とのことがあった直後に受けたインタビューの記事だ。

この記事の中で、私はメッセージを伝えているが、その内容はいつもあの時からしたら未来にいる私を救ってくれている。

前提として、親は嫌いでもいいんです。今、もしかしたら自分の世界に親しか見えなくて、親が世界のすべてだと感じている人もいると思います。そんなことはないです。やっぱり世界は広いです。私は子どもの頃に、もっといろんな世界に行ってみたらよかったなと、ちょっぴり後悔してます。人がたくさんいるところに行って、自分ってなんだろうって考えてみる。すると、親が作った自分じゃなくて、本当の自分が見えてきます。そしたら、いつでも帰ってこれる場所は家族じゃなくていい。自分のなかにあるんだと思えるようになります。みなさんが、みなさんらしく生きられることを願っています。

自分の居場所は自分の中にあるということ。

どんな私だって、私は受け入れてあげたいし、頑張ったと言って、抱きしめてあげたい。

抱きしめてくれる場所が本来家族であればどんなにいいか、と思う。

それでも、その部分を言っても意味がないから、私は私をいつだって受け入れてあげたい。

苦しい。辛い。

そう思うことはたくさんある。

それでも私は、大変な時を経験した私が、自分の居場所は自分の中にある、と言っていたのだから、いつだってその自分を大切にしてあげたい。

母とのことは、辛い思い出だから、私の脳はいとも簡単に私の記憶から消し去ろうとする。

だからこそ私はこの記事を読み返して思うのだ。

あの時の私を受け入れて、そして前に進んでいこうと。

最後の写真もいい目をしていると我ながらに思っている。きっと、ちゃんと笑えていたんだろうと想像がつく。

今も笑えているけれど、やっぱり辛くなる時はある。

そんな時は、自分で自分を受け入れてあげたい。

自分の居場所が分からないと悩んでいる人へ。

あなたの居場所はずっと自分の中にある。だから、その時の自分を受け入れられる自分で在りますように。