にぎやかな家

朝起きてリビングに行くと、散らかったフロアが目の前に広がる。

一番起きるのが遅い私には、片付けの役目が待っている。

キッチンを片付け、毛布を畳む。

そこからが私の1日が始まる。

2人で暮らしている家には、様々な人が出入りする。

2人暮らしの家が、4人暮らしになっていて、にぎやかな毎日だ。

そのおかげか、暗いことを考えなくて済んでいる。

今日も病院に行き、聞かれたことがある。鬱々とした気分になりませんか？と聞かれたけれど、ここまで人がいて賑やかな場所にいると、鬱々としたことを考えることさえもなくなる。

片付けや洗濯は大変だけれど、私が鬱々としたことを考えなくて済むようになっている、と感じる。

人がいる、事は意外と私には合っていて、ありがたい環境である。

一人の時間もあるからかも、しれない。

寮母さんのような感覚で、日々を生きるのはある意味、楽しい毎日で、賑やかな日々である。

これもこれで、楽しいんだな、と知ることができた。

ひとりの時間だけで生きてきたけど、一人暮らし期間が7年ほどになるけれど、やっぱり楽しい日々があるのは、ありがたいな、と思える。